暗殺教室 in Hero
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僕は緑谷出久。なんと担任の先生を暗殺する暗殺教室に入ることになった。地球は破壊されたくないため、僕も暗殺のために頑張ろう...
と思っていたのに...
「だいじょーぶ。身体を乗っ取るだけさ。落ち着いて?苦しいのは約45秒…すぐに楽になるさ、助かるよ。君は俺のヒーローだ…」
現在進行形でヘドロのヴィランに襲われていますうぅぅぅ!?!?!?今日E組に挨拶したばかりなのに!?!?
い、息がぁぁ......も、もう......だ、だめ......
「もう大丈夫だ少年!!私が来た!!」
その声の主に僕はもがいていた手足が固まった...
「テキサススマッシュ!!!」
とてつもない風圧がヴィランを弾き飛ばしてペットボトルに封じ込めた...う、嘘だろ...!?
出久「......お、お、オオオオオオオ!?!?!?!?!!?!!!?!?!
オールマイトォォォォォォ!?!?!?!?」
憧れのヒーロー、No1、平和の象徴のオールマイトが笑顔でこちらを見ていた
出久「うぃjっじqlんづぢwbしあんzんしあmzびdlwんzぃsmしゃおsんqlskbzし!?!?!?!?!?」
オールマイト「し、深呼吸をしようか!!」
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オールマイトからサインを貰った!!よし!家宝にしよう!!!
って、僕は聞きたいことがあるんだ。
飛び立とうとするオールマイトにしがみついて、話を聞いてもらおうと必死に聞こうとした。
その後僕はオールマイトの現状を知ってしまった。数年前の怪我の影響で、体が衰えて、トゥルーフォームを秘密にしていること。
それでも平和の象徴を続けていることを...
こんな現実を知っても聞きたかった。
出久「無個性でもヒーローになれますか!?」
言った。そしてオールマイトは少し困った顔して、応えてくれた
オールマイト「...夢を見るのは悪いことじゃない。だが、相応に現実も見なくてはな少年」
その言葉は...僕の心を抉った。
オールマイト(すまないね...)
オールマイトはヴィランを警察に届けると言って去っていった。
夢だったのだろうか...それならとても辛い夢だ。しかしこれは現実。憧れからの否定の言葉。
何かが頬を伝った...冷たい水だった...
出久「憧れに否定されて、暗殺しなくちゃいけない先生...もうわけわかんないな...ははっ...」
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出久「……ん?何だろう?」
帰りの途中、商店街の方から人々の喧騒が聞こえてきた。僕はついにそこに向かってしまった。
「おい、これはヤバいぞ!」
出久「すいません。何があったんです
か...?」
「あ、あぁ!実はヴィランが人質を取っているんだよ!周りのヒーローたちもすぐには助けにいけない状況でよ...やべえよ...!」
ヴィランが人質を取ってると聞いて、僕は人混みを掻い潜って前に出た......っ!?あのヴィランって、さっきオールマイトが捕まえてくれた...!?
まさか僕のせいで落としたのか!?!?
というか、捕まってるのかっちゃんじゃないか!?!?
その時僕はかっちゃんの助けを求めている顔が見えた...
見えてしまった。
気づいたら僕は走っていた。なんで!?なんで!?!?
「何してるんだ止まれぇぇぇ!!!」
僕はバックを投げてヴィランの目に当てて拘束が緩んだ間にひたすらヘドロを掻きむしった。
爆豪「デク...!?なんで...!?」
出久「君が助けを求める顔をしてた...!!」
ヴィラン「邪魔なんだよぉぉ!!」
ヴィランの腕が僕に...
当たらなかった。
「君に諭しておいて、己が実践しないなんて...プロはいつだって命懸け!!!」
出久「オール...マイト...」
AM「DETROIT SMASH!!!!」
ヴィランは一撃で倒された...
凄いなぁ...オールマイトは...
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その後見事にヒーロー達に怒られて。
かっちゃんには
爆豪「デクゥ!やっと消えたと思ったら出てきやがって!!俺はテメエに助けを求めてなんかねえぞ、負けてねえ。無個性に助けられてもねえ。見下すなよ、クソナードが!」
最後までかっちゃんらしかったな...
「私がきたぁ!!」
急にオールマイト出てきたぁ!?!?
オールマイト「君の行動は素晴らしかった!!」
出久「でも、無個性の僕が、ヒーローの皆さんの邪魔をして…」
「そうさ! あの場の誰でもない無個性の君だったから!! 私は動かされた!! トップヒーローの多くが学生時代から逸話を残している。そして、彼らの多くがこう言っていた!
考えるより先に体が動いていた!!!
君もそうだったんだろ?」
出久「...はい」
オールマイト「そうだろう?だったら君は
ヒーローになれる!!」
既に認めてくれた人達はいた。しかし憧れからの言葉...出久の心が満たされていく。そしてその嬉しさから、大粒の涙が流れる...
オールマイト「君なら、私の力受け継ぐに値する!!私の力を、君が受け取ってみないか!!」
出久「......力......ですか......?」
話の内容が理解できなかった...
オールマイト「私の個性のことさ!」
出久「こ、個性!?」
オールマイト「この個性は聖火の如く引き継がれたもの。個性を“譲渡”する個性。その名は
『ワン・フォー・オール』!!
1人が力を培い、その力を1人へ譲渡。その1人が更に力を培い、また新たな1人へ譲渡。この繰り返しにより、極限まで磨き上げられた、まさに力の結晶!!
元々、後継者は探していた。そして君になら渡しても良いと思った! あの時、あの場で、誰よりもヒーローだった無個性の君に!
君は見た感じなんとか器としての条件は満たしている。力を受け取るかい!?」
出久「...!!ひとまず...それはどう受け取れば...?」
オールマイト「私の髪の毛を食べるんだ」
出久「え!?」
オールマイト「DNAを摂取させる必要があるからね!」
......僕は...決めた。
出久「よろしくお願いします!!!」
AM「よく言ってくれた!!よし食え」
出久「へあっ!?い、いきなり!?」
なんとか髪の毛食べた僕は、オールマイトから今後のトレーニングの内容を渡された。
準備がいいな!?
AM「緑谷少年、君の学校はどこだい?」
出久「え、えっと...櫟ヶ丘中学のE組です...」
言うくらいならバレないだろう...
AM「ぶっ!?!?!?本当かい少年!?!?ひ、ひとまず移動しようか!」
えっ...まさか!?この反応って!!!
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結論から言うと、オールマイトは殺せんせーのことを知っていた。
それもそうか、だって平和の象徴だもんね...
AM「今日編入したのかい...それにしても編入した理由が君らしいね!それで奴の様子は?」
出久「正直良い先生ですかね...無個性の僕でもヒーローになる夢を否定しませんでしたし...」
AM「そ、そうかい...まあそちらの体育と私が渡したトレーニングメニューで身体を鍛えてくれ!明日には個性が出始めると思う。使い方はけつの穴引き締めて、SMASHと叫ぶ!明日から1週間は私は君との特訓に付き合えないから頑張るんだよ!」
これで濃すぎる1日は終わった...
次の日の午前4時。体にみなぎるような力を感じたため、僕は不法投棄されている海岸に来て、海に向かってうかって腕を構えた。
出久「い、行くぞ...!!スマァァシュ!!!」
僕が腕を振うと海が裂けた。
そして腕が壊れた。
出久「えぇぇぇぇ!?!?!?!?」
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E組
殺せんせー「緑谷君がまだ来てないですねぇ...まさか2日めでいきなり遅刻ですか...」
ガラガラッ...
出久「おはようございます......」
殺せんせー「遅刻はいけませんよ緑谷く...んんんんん!!!?!?ど、どどどどうしたんですかその右腕はぁぁぁ!?!??」
頑張って学校に着いた時には、右腕はさらに腫れ上がり、紫色になってた...そりゃ驚くよね...
出久「色々あって...」
「「「「色々ってレベルじゃない!!?」」」」
出久「......こ、個性が出ました」
「「「「えぇぇぇぇぇぇ!?!?!?」」」」
殺せんせー「ひ、ひとまず治療です!!私の粘液と細胞で応急処置をします!!さあこちらに!皆さんは自習を!!」
僕は殺せんせーについて行くことにした...
渚「昨日まで無個性だったのに...」
カエデ「でもあの怪我すごいよね...」
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殺せんせー「心臓に悪いですよ!ひとまず応急処置ですよ!今日1日は暗殺は禁止です!でも見て学んでくださいね。それでどんな個性を発動されたんですか?」
出久「多分...超パワーですね」
殺せんせー「なるほど...この怪我の仕方を見ると内側から爆発したように感じますね...君と君の個性はまるで合っていないですね」
す、鋭いな...
出久「超パワーなんて僕の家系にはなかったので...突然変異かと...」
殺せんせー「そうですか...おや?君の鞄から出てるそれ...トレーニングメニューですか?ふむふむ...これも君には合っていない。まるでプロレスラーなど、そんな大男向けでアメリカンすぎる内容です」
鋭すぎぃ!!!!
すると殺せんせーが紙を取って、高速で何かを書き始めた。
殺せんせー「君の身体にピッタリのメニューを作りました。これが今の君には合うかと。これで是非暗殺してきてくださいね?ヌルフフフフ」
出久「は、はい...」
殺せんせー「それと、このような暴発パワーを何度も使うと君の身体が心配です。抑えたりなどの制御は可能ですか?」
......そうか...!それもそうだ!オールマイトのパワーを僕の体でいきなり使えるわけがない!!今の僕が出せる出力を...!!
でも右腕は使えないから左腕に...ゆっくりと......
殺せんせー「にゅや!?何か掴んだようですが今は安静に!」
そう言う先生は身体を上下に揺らしてプンプンと怒った。
足の触手がピチャピチャしてうるさいな!?
こんな弱く見えて柔らかそうでも全身全てが鉛の弾とか効かないんだよな...全身触手の超生物......常に全身がほぼ無敵......ん?
常に全身...?
そうか...!
この方法ならオールマイトのあの肉体を補うような感じにできるかも!!!
全身に身に纏わせる...!そんなイメージで...ゆっくり...ゆっくりと...!!
身体中に赤い血管のような模様が出始めた...!
ワン・フォー・オール...フルカウル!
2%!!!
殺せんせー「...!!まさか今のアドバイスでそこまで...これは楽しみですねぇ...!でもそれを試すのは明日からですよ」
出久「は、はい!」
出久「へぇ...朝、杉野君が対先生用bb弾野球ボールで...面白い方法だね」
杉野「まあ簡単に止められたよ。倉庫にグローブ取りに行くほど余裕でね」
律儀!
「あの...」
出久「ん?神崎さん?どうしたの?」
神崎「授業中利き腕を怪我してて上手くノートが取れてなさそうだったから、私のノート使って?」
出久「えっ!?い、いいよ。後で先生に聞きに行くから」
神崎「そ、そう...?」
神崎さんはこの前の騒動の時の女子の1人だ。もう1人は倉橋さん。磯貝君といたのは前原君だ。
杉野「おい...せっかく神崎さんの善意を無下にするのか...!?」
出久「お借りします!!!」
神崎「うん、返すのは明日でも良いから」
じょ、女子からノート借りちゃった...本校舎で女子と喋れるようになったけど...ノート借りるのは...
その後聞いた話によれば、殺せんせーは杉野君に杉野君に合う、暗殺方法のアドバイスを言ったらしい。
あの人は本当に先生だな...
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次の日...
数人が暗殺しようとして失敗した際に、先生がみんなが植えていたチューリップとみんなが持っていたナイフを取り替えたらしい。チューリップを取ってしまったことは流石に女子達の怒られ、球根植え直していた...
本当に地球を滅ぼすのだろうか?
カエデ「渚?何メモってるの?」
渚君は苗字で呼ばれるのは好きではないらしいので下の名前で呼ばせてもらっている。
渚「殺せんせーの弱点をメモにしてるんだ」
1.カッコつけると、ボロが出る。
出久「確かにそうだね...僕も殺せんせー対策のノートでも作ろうかな...」
その後、花壇を荒らしたお詫びにハンディキャップ暗殺が開催された...
縄で縛られ、木の枝に吊るされているにも関わらず、銃弾とナイフを完璧に避けてる...うーん...器用だな...
先生は顔の模様を変えて感情を表すことが多い。今は黄色と緑の縞々...舐めてるんだな...
渚「でも弱点メモによれば...」
その瞬間枝が折れて先生落ちた!?!?
「「「いまだぁぁぁ!!!」」」
殺せんせー「にゅやぁぁぁぁ!?!??」
2.テンパるのが意外と早い。
先生は転がりながら何とか避けている。なら...僕は銃を持ち、みんなは見下ろすように攻撃しているため、他の方向からしたほうがいいと考えて先生と同じように横たわり、地面と水平になるように銃を撃った。
殺せんせー「にゅや!?!?」
先生は一瞬で旧校舎の屋根の上に登って逃げ切った。
殺せんせー「基本性能が違うんですよ!!ヌールフフフ!!!ヌールフフフ!!!ヌルフフフフ.........はぁ...はぁ...明日出す宿題を2倍にします」
「「「小せえ!!!」」」
3.器が小さい。
殺せんせー「ふぅ...緑谷君。いい判断でした。先生は焦っているふりをするのが長すぎたようですねぇ」
「「「「「ふりじゃないだろ!!」」」」」
殺せんせー「掠りかけましたよ、惜しかったですねぇ。では私はこれで!!」
そう言って先生は空に飛んでいった。
悔しいなぁ...
もっと身体を鍛えよう...そしてもっと力を出せるように...
暗殺教室は始まったばかり、だけど一年しかない。頑張ろう...
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