わんねー あいつに責任とってもらう だけど好きになっただけヤ
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5-7
お昼休みに、私はすみれちゃんに鉄棒しようよと誘ったんだけど、身体が重いからって言うんで、道弘を誘って行った。
「すみれ アレッ 始まったんだよー」
「アレッ? あぁーそうかー 道弘 わかるんだー」
「まぁな 付き合い 長いから・・」
「ふ~ん なぁ 蹴上がりして そのまま後ろに2回転してから前に飛び出すのんあるやんかー あれっ 教えて! みゅうみゅんなぁー 逆上がりのときは1回転して飛ぶんは出来るんやけどー 蹴上がりの時は 廻られへんねー」
「あぁー けっこう 腕の力要るからなー まぁ 最初は腹筋使って 反動で逆上がりするつもりで 廻るんかなぁー」
私は、やってみたけど なんとか逆上がりまでは出来るんだけど、勢いが無くなってしまって・・・その後も、道弘にお尻を支えてもらったけど、廻れなかった。
「あかんなぁー 逆上がりするんが やっとやー」
「・・・うーん 腕の力が足らんのかなー 逆上がりしたあと身体が鉄棒に付いてしまってるからなー」
「道弘 やって見せてーなー」
確かに、彼は、逆上がりに入ると あんまり お腹が触れていないのだ。だから、勢いがそのままに・・・。
「ふ~ん やっぱり 道弘はちゃうのぉー 悔しい! なんで みゅうみゅんには出来ないんやー」
「みゅうみゅん そらー 男と女では 腕力がちゃうでー しゃーぁないヤン」
「・・・ でも 悔しい 道弘には出来るのにー」
「ほんまに みゅうみゅんは 負けず嫌いやのー まぁ 練習すれば ボチボチなっ なぁ この前 すみれンチに行った時、可愛かったなぁー みゅうみゅんも泉希も女の子で・・・」
「なんやネン あんな恰好したらあかんのかー 女の子やでー」
「そんなこと ゆうてへんやん 可愛いかったて・・ゆうてんねん さっきもお尻プリンとして可愛い そんでも 3人 並ぶと みゅうみゅんが一番 ・・・ペチャや」
「・・・ありがとう・・と言うと 思ったかぁー いゃーらしいネン それに、ウチが気にしてることを・・・本人の前で言うな!」私は、イラっときていた。
「みゅうみゅんの ピンクのドッドのも見れたしなー」
「・・・ えぇー なに なにぃー ウチのパンツのことかぁー? いつの間にー」
「あぁ トランプの神経衰弱 みんなでやったやろー そん時 俺 みゅうみゅんの隣やったやろー お前 取りに行く時 スカート捲れても 平気なんやものー」
「見たのかぁーぁ」
「ああ 見たよ というより 見せていたんやんかぁー」
「ちゃうわぁー ウチ スカートなん 忘れてたかもー」きっと、こいつはからかい始めてるんだ。
「すみれなんかも そんなんかなー あいつ 幼稚園の頃は絵の描いたんやったけどー お母さんが おしゃれやから 今は もっと ちゃうものかもなー 知ってる?」
「しらんわー そんなことー ウチに聞くな! 自分で・・・ アホっ」
「へっへー みゅうみゅんは 今日は どんなかなー 赤いのかなー」
「道弘く~ん」
「なんだい」と、私のほうを向いた瞬間、私の平手が 道弘のホッペを・・・
「男やから そんなん 思うのは勝手やけどなー ウチは道弘に見られたことなんかかまへんねでー そやけど、女の子に面と向かって 見たとか・・どんなんとか 言うな! すみれのこともやー 道弘はもっと 男らしく なってよぉー」
「いってぇなぁー もぉーぉ すまん みゅうみゅんやから そんな話でも・・・」
「あのなー みゅうみゅん やって 女の子やでー プンプンやー」
「すまん すまん 調子乗りすぎた ごめん」
「ウン ごめんなー ウチもイライラしてしまってー 男の子しばいたん 久しぶりやー ごめん 痛かったぁー?」
「はぁ ええけどなー みゅうみゅんやから許したる ビンタ喰らわせられたんって 初めてやー お前 思いっきりやったやろー?」
「本当に ごめんな! でも パンツのことは内緒やでー」
二人で教室に帰って、しばらくすると、すみれちゃんが気が付いたのか
「道弘 どーしたん? ほっぺ 赤くなってるやんかぁー」
「うーん なんでもない! 大きい声出すな!」
「そんなん ゆうてもー ウチ ハンカチ冷やしてくるわー 待っててー」
不忍先生が教室に入って来て、授業が始まってしばらくすると、案のじょう
「小泉 どうした? ホッペ 赤いようだな」
「いえ べつに・・ なんでもないです」
「そうかー ・・・ また 女の子をからかったりして・・ 水島だな?」
「はい! みゅうみゅんが悪うございました」
「水島 相手が小泉だから いいけど こいつは相手が女の子だってわかってるから 手加減してるんだぞっ 他の人間だったら 暴力事件だぞー」
「先生 俺っ みゅうみゅんの おもちゃですかぁー?」
「そーいうわけじゃぁーないけど 結構 二人とも楽しんでるんだろ? 君達 仲もいいじゃぁないか!」
「ハイ! すごく 男らしくって いい奴です 親友です!」と、道弘のほうを見ながら、私は先に応えていた。道弘は向こうを向いて「アホか」と、つぶやいているのが聞こえていた。
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