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夢幻水滸伝

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第三百十七話 覇道に対してその二

「ほんまに」
「そうですね」
「そうですさかい」
 だからだというのだ。
「インジアナ州もです」
「僕達それぞれの州から使者を送って」
「あの州の街や村を説得して」
 そうしてというのだ。
「私達の勢力に入る様に勧めています」
「そうですね」
「そしてそれが順調なので」
 だからだというのだ。
「ええとです」
「思ってますね」
「はい」
 まさにというのだ。
「有り難くです」
「そうですね」
「それで、です」
 ルイスもスパゲティを食べながら話した、食べつつやはりスパゲティに大蒜は欠かせないと思っている。
「時間はかかりますが」
「このやり方を続けますね」
「そうします」
 こう言うのだった。
「ほんまに」
「そうですね」
「それと内政ですが」
 今度はこちらの話をした。
「三人のそれぞれの長所を活かしていきましょう」
「あたしやとアンデットを労役に用いられます」
 ルイーザは落ち着いた声で述べた。
「それが出来ます」
「労働力が足りへんと」
「はい」
 その時はというのだ。
「そうしてです」
「働き手を確保出来ますね」
「そうです」
「ではルイーザさんは働き手で」
「ルイスさんは医療ですね」
「そうですね」
「そして僕は牧畜ですね」
 ギンズバーグも言ってきた。
「そちらですね」
「そうです、それぞれです」
「得意分野を活かして」
「そのうえで、です」
「内政をしていって」
「さらにです」
 これまで以上にというのだ。
「豊かになりましょう」
「そうなる為にも」
「勢力を拡大させつつもですね」
「内政を進めましょう、それとです」
 ルイスは二人にさらに話した。
「軍隊ですが」
「ああ、そちらですね」
 ギンズバーグは確かな声で応えた。
「やはり今以上にですね」
「整えましょう、特に水軍を」
「水軍?」
「はい、我々の勢力は北に五大湖がありますね」
 この湖のことを言うのだった。
「左様ですね」
「五大湖ですか」
「はい、そちらの航行の安全を確保する為に」
「ああ、あちらにも獣やモンスターがいます」
 その五大湖に面しているミシガン州を勢力圏としているルイーザが応えた。
「そして賊も出ます」
「この場合は湖賊と言うべきでしょうか」
「あの連中もいますね」
「彼等を退ける為にです」
「水軍を整えますね」
「将兵も艦艇も増やし」    
 そうしてというのだ。 
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