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おぢばにおかえり

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第七十七話 おみちの本その四

「教義の授業もいさんでいきます」
「応援するわね」
「有り難うございます」 
 新一君も笑顔で応えてくれました。
「読んでいきますね」
「それで勉強していくわね」
「そうしていきます」
「確かに授業であるけれど」
 そしてテストもあります。
「おみちでは一生だからね」
「おみちのことなので」
「そう、だからね」
 新一君にあらためてお話しました。
「授業が終わってもね」
「勉強は続けることですね」
「大学でもあるから」
 天理大学でもです。
「だからね」
「勉強は続けることですね」
「一生ね」
 今言った通りにです。
「そうしたものだっていうことはわかってね」
「おみちではそうですね」
「そう、私なんてね」
 それこそです。
「子供の頃から教わっていて」
「これからもですね」
「一生よ、しかもおみちは頭に入れるんじゃなくて」
「実際に行動することですね」
「そのことが大事なのよ」 
 こう新一君にお話しました。
「そのことは覚えておいてね」
「何といってもですね」
「そうなの、ただ教典や教祖伝を読んで」
 そうしてです。
「十二下りやおふでさきをいつも読むこともね」
「いいことですね」
「そうよ、何かと見付けてもらえるから」
 読む度にです。
「いいのよ」
「人生の教訓もあるんですね」
「そうなのよ」
 おみちの教典にはです。 
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