ドリトル先生の落語
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第六幕その十二
「ちゃんとね」
「グラビアもだね」
「そちらのお仕事もするんだね」
「しかも嫌じゃない」
「そうなんだね」
「そうみたいだね、まあ春琴さん自身がいいなら」
それならというのです。
「構わないね」
「グラビアのお仕事もね」
「春琴さん自身がいいなら」
「それならね」
「そうだよ、しかし昔はね」
先生はかつての日本のお話をしました。
「外国生まれの女性の落語家さんもいなくて」
「落語家さんがグラビアのお仕事やるとか」
「それもなかったよね」
「全くね」
「そうだったよね」
「日本ではね、けれど奇麗でスタイルもいいから」
それでというのです。
「グラビアのお仕事もね」
「してるんだね」
「ああして」
「そうだね」
「そこからも人気が出たそうだしね」
グラビアの方からもというのです。
「アイドルの人みたいにね」
「そうそう、グラビアというとアイドル」
「もう定番だよね」
「何といってもね」
「アイドルの必須のお仕事よ」
「歌やダンスと並ぶね」
「グラビアのお仕事をして水着姿になるのも」
このこともというのです。
「アイドルになるんだったら」
「水着にならないアイドルの人ってね」
「まずいないよね」
「昔からね」
「アイドルだったらなるよね」
「女優さんもね」
このお仕事の人達もです。
「まずなるね」
「そうそう」
「いいか悪いか別にして」
「それがお仕事だからね」
「人気も出るし」
「いいよね」
「逆にグラビアのお仕事が出来ないなら」
それならというのです。
「その分ね」
「人気出ないね」
「注目されないわね」
「どうしても」
「日本でもそうで他の国々でもね」
先生は言いました。
「もうそれはね」
「仕方ないね」
「芸能界だとね」
「美人でスタイルがいいなら」
「グラビアのお仕事あるわね」
「そうだよ、男の人もそうだし」
性別に関係なくです。
「もうそこは受け入れるしかないんだろうね」
「女の人は特にね」
「しかも春琴さん美人だし」
「尚且つスタイルもいい」
「しかも笑顔がいいし」
「グラビアのお仕事が来て」
そのお話がというのです。
「それが注目されるのもね」
「当然だね」
「そうなるわね」
「そちらも」
「そうだよ」
こう皆に言うのでした、そのうえで先生は落語のことも他の学問のこともさらに学んでいくのでした。
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