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星河の覇皇

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第八十五部第一章 国防省への忠告その二

「内務省よりもな」
「それでは」
「そうしてもらう」
「そして国防省には」
「そうだ、今はな」
「本来の仕事に専念してもらう」
「各国政府との対立に入るとな」
 その場合はというと。
「これも連合の常だが」
「本来の政務がおろそかになりますね」
「政治の停滞を招く」
「そしてそれが批判される」
「そうなってきたがその轍はだ」
「踏まない」
「その為にもな」
 まさにというのだ。
「我々としてはだ」
「内務省には本来の政務に重点を置いてもらい」
「そしてですね」
「国防省には専念してもらう」
 彼等にかなりの比重がある案件になるがというのだ。
「彼等の要求の多くは国防にあるがな」
「それでもですね」
「私もこれ位はだ」 
 まさにというのだ。
「飲めるしな」
「それならですね」
「そうだ、だが」
「それ以上の要求が来るならば」
「これはだ」
「考慮されますね」
「そうする可能性はある」
 実際にというのだ。
「やはりな」
「左様ですね」
「それは交渉次第だ、だが」
 それでもとだ、キロモトはさらに話した。
「まず彼とだ」
「八条長官とですね」
「話したい」
 是非にというのだった。
「そうしたい」
「左様ですか」
「今回の件でな」
「今のところは、とですね」
「そうだ、話したい」
 八条、彼にというのだ。
「そしてだ」
「国防省は、ですね」
「仕事に専念してもらいたいとな」
「お話してですね」
「そうだ、ではな」
「その様に」
 アッチャラーンも反対しなかった。
「おまかせします」
「それではな」
「まあ今のところはですね」
「国防省はな」
 まさにというのだ。
「今は大変な時期だからな」
「そちらにですね」
「専念してもらう、だが何かが起こったら」
 その時はというと。
「やはりな」
「国防省にもですね」
「動いてもらう」
 各国政府に対してというのだ。
「そうしてもらう」
「そうなりますね」
「そうだ、しかし」
「出来るならですね」
「やはり国防省の仕事に専念してもらいたい」
 国防省そして八条にはというのだ。 
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