星河の覇皇
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
第八十四部第五章 宣言に向けてその二十六
「そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「働いてもらう、だが今回は国防省も関係があるが」
それでもというのだ。
「まずはな」
「我々で、ですね」
「対してもらう、そして必要とあれば」
「彼にも出てもらって」
「話してもらう、あと私もな」
アッチャラーン自身もというのだ。
「必要ならな」
「出られますか」
「そうしてだ」
「お話をまとめられますね」
「そうする、だが各国政府に対することは外務省と内務省だ」
この二つの省が管轄だというのだ、このことは連合創設以来伝統的になっていることであるのだ。だからアッチャラーンも二人で話しているのだ。
「だからな」
「それで、ですね」
「まずは、ですね」
「君達に頼む」
「わかりました」
「それでは」
二人でこう言う、そしてだった。
カバリエと金にさらに話した、その後でこうも言った。
「ではこれからな」
「各国政府とですね」
「対しますね」
「またその時が来た」
実に冷静な口調での言葉だった。
「中央政府と各国政府の衝突のな」
「連合の常ですね」
カバリエが応えた。
「これは」
「そうだ、連合はエウロパと対立しているが」
「それ以上にです」
「中での衝突が絶えない」
「左様ですね」
「経済でも貿易でもだが」
それだけでなくというのだ。
「政治でもな
「衝突が絶えないですね」
「各国政府でも衝突が絶えず」
そしてというのだ。
「かつだ」
「中央政府と各国政府もまた」
「そして各国政府が合従連衡してだ」
そのうえでというのだ。
「中央政府と対立することもな」
「今の様にですね」
「そうなることもだ」
まさにというのだ。
「常だ」
「左様ですね」
「だからだ」
「それを常と思い」
「向かおう」
「それでは」
「暫く忙しくなるが」
それでもというのだ。
「当然のこととしてな」
「ことを進めていきますね」
「そうする、中央政府の要人達と会談の機会も増える」
「それもかなりですね」
「その場も用意してな」
そしてというのだ。
「話していこう」
「レストラン等ですね」
「太陽系に多くあるな、若しくはな」
「各国に赴いて」
「そうしてな」
「食べつつですね」
「話そう」
連合では政治やビジネスの話は食事をしつつということが非常に多い、それでアッチャラーンもそのことから言っているのだ。
ページ上へ戻る