| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

オズのカリフ王

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第二幕その五

「踊りだけでなく」
「そうしましょう」
「何かと楽しいですよ」
「では私達と一緒に」
「歌と踊りだけでなく」
「スポーツも楽しみましょう」
「これからはそうしていくよ」
 キャプテンも笑顔で応えてでした。
 その上で今はつぎはぎ娘それにジョージ達五人と一緒に楽しく歌って踊りました、そうしてなのでした。 
 午前中を過ごしました、そうしているとです。
 お昼前にカリフ王が来ました、見ればドワーフ王も一緒でそれぞれのお国の外交使節団も連れています。カリフ王は都に到着すると早速でした。
 ドワーフ王と一緒にオズマの前に出て一礼してして言いました。
「この度は申し出を受けてくれて何と有り難いか」
「いえいえ、お安いご用よ」
 笑顔で、です。オズマはカリフ王に応えました。
「これ位はね」
「そう言ってくれるか」
「だって私はオズの国の国家元首よ」
「オズの国全体のだね」
「オズの国には沢山の国があるけれど」
 その中にです、カリフ王のノームの国もドワーフの国もその中にあります。
「その全ての国のね」
「国家元首だね」
「そうなっているから」
 だからだというのです。
「こうした時はね
「助けてくれるんだね」
「国の中の国同士の外交のことも」 
「国家元首としてだね」
「しっかりとね」
 ノーム王に笑顔でお話します。
「考えてそして」
「助けてくれるんだね」
「そうよ、それでこれからは」
「これからは?」
「ノームやドワーフの国でもね」
 彼等のお国でもというのです。
「お空を飛べる乗りものをね」
「用意しておくことだね」
「そうしたらね」
 それならというのです。
「こうした時もね」
「自分達で思うままに行けるね」
「そうなるから」
 だからだというのです。
「便利よ」
「確かに。今まで我が国は地下になって」
「わしの国もだよ」
 ドワーフ王も言ってきました。
「地上に出ることもあまりなくてな」
「そうだな」
「空のことは考えたこともなく」
「交流を持つ様になったのも比較的最近だ」
「そうだからな」
「これまで空を飛ぶ乗りものは持って来たことがなく」
「今回はオズマ姫のお世話になっているが」
 それでもというのです。
「人のお世話になるよりも」
「まずは自分達で何とかする」
「それがオズの国だし」
「わし等も用意するか」
「そうするか」 
 二人でお話します、こうして二国のこれからの方針が決まりました。そのうえであらためてオズマに言いました。
「そうしていくとする」
「空を飛ぶ飛行機なりを用意して」
「地中に空港を置いて」
「そこから飛んでいくことにするよ」
「それがいいわ、お空に行く時はね」
 オズマも笑顔で応えます。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧