| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

星河の覇皇

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第八十四部第四章 続く会談その四十八

「サハラはね」
「最もですね」
「英雄の登場で変わった」
「そうだというのですね」
「首相としては」
「ついこの間までね」
 まさにというのだ。
「多くの国に分かれていたわね」
「はい、無数の」
「連合程ではなかったですが」
「数多くの国に分かれていました」
「しかも武力を用いて互いに争い」
「戦乱の中にありました」
 サハラのその状況は彼等もよく知っている、それで伊東に対しても真剣な顔で応えて今こうして言うのだった。
「それが何時終わるか」
「わからない状況でした」
「千年の戦乱がです」
「これからも続くかと思われましたが」
「それが、でしたね」
「瞬く間にね」
 もう見る見る間にというのだ。
「変わったわね」
「はい、まさに」
「一気に統一が進み」
「今や二国になり」
「統一の為の最後の戦争が行われていますね」
「今まさに」
「そうなっていますね」
「そうなった理由はね」
 それは何故かというと。
「今のお話の主題よ」
「英雄ですね」
「英雄の登場ですね」
「それによって変わりましたね」
「そう、アッディーン大統領とシャイターン主席のね」 
 この二人のというのだ。
「登場によってね」
「変わりましたね」
「文字通り一変しましたね」
「アッディーン大統領にしてもですね」
「シャイターン主席もですね」
「戦争に勝ち続け」
「今に至りますね」
 スタッフ達も口々に述べた。
「あのサハラがです」
「今の様になりましたね」
「二人の英雄の登場によって」
「そうなりましたね」
「そう思うとね」
 まさにというのだ。
「英雄の登場がね」
「サハラを変えた」
「左様ですね」
「あの地域の場合は」
「英雄によって変わった」
「そうしたケースですね」
「そうよ、サハラはね」
 この地域はというのだ。
「まさにね」
「二人の英雄によって変わった」
「そうした地域であり」
「英雄が世界を変える場合もある」
「そうなのですね」
「世界が英雄を必要として」
 そしてというのだ。
「英雄が出て来る場合もあればね」
「その場合もありますね」
「かえって」
「左様ですね」
「その場合もありますね」
「二つの場合があるわ」
 英雄が出て来るケース、それはというのだ。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧