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主婦のダイエット

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第二章

「やっぱり間食はな」
「よくないわね」
「お前飲みものも甘いものばかりだしな」
「そこも変えるのね」
「普通のお茶とかお水を飲んでな」
「間食もしない」
「甘いものもカロリーの高いものじゃなくて」
 そうでなくというのだ。
「程々のでいいだろ」
「果物とか」
「そういうのに切り替えたらな」
 そうすればというのだ。
「いいな」
「ああ、そうしたらどうだ」
「そうね」
 妻は夫の言葉に頷き言う通りにやってみた、すると暫くしてだった。
「痩せたわ、脂肪率がね」
「減ったか」
「お腹の脂肪が減って」
 そうなってというのだ。
「すっきりしたわ」
「別にそうは感じなかったけれどな」
「私から見てよ」
 夫に微笑んで話した。
「そうなったわ」
「そうなんだな」
「ええ、じゃあこれからもね」
「歩いてか」
「甘いものを食べるにしてもね」
「考えていくか」
「そうするわね」
 こう言うのだった。
「折角痩せたしそれを維持したいし」
「そうするか、じゃあダイエットは成功したか」
「そう言っていいわね」
 夫に笑顔で言った。
「本当に」
「それは何よりだな」
「ええ、あとね」
 妻はこうも言った。
「私達今も夜結構でしょ」
「やることやってるな」
 夫も否定しなかった。
「それもか」
「身体動かすのは確かだから」
「いい運動になってるか」
「だからそっちもね」
「これからもやってくか」
「今夜もどう?」
「いいな」
 夫も笑顔で応えた、そして夜も身体を動かした。そうして痩せた妻はそれからもスタイルを維持出来たのだった。


主婦のダイエット   完


                 2023・8・21 
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