神々の塔
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第二十八話 古代の神々その八
「もう常にね」
「政党同士の議論がな」
「白熱してるからちょっと油断したら」
その時はというのだ。
「乱闘にはならへんでも」
「激しいもんになるな」
「乱闘はね」
国会でのそれはとだ、アレンカールは施に話した。
「論外だから」
「議会は議論をする場でな」
「暴力に訴えることはね」
「絶対にあかんわ」
「よくね」
こうもだ、アレンカールは言った。
「昔の日本やとね」
「ああ、国会でな」
「野党が暴れてたけど」
「二十一世紀でもあったな」
「ああしたことはね」
「ほんまあかんな」
絶対にというのだ。
「あんなアホなことは」
「ええ、あたいも議会を預かってるけれど」
十星連合中央政府の両院をだ。
「どっちもね」
「そんなことがない様にやな」
「目を光らせているわ」
議長の立場からというのだ。
「十星連合は三権分立やからね」
「立法の議会がアホやとな」
芥川も言ってきた。
「あかんわ」
「そやからそうしてるわ、ただあたいは立法にいて」
役職ではというのだ。
「皆と政で揉めることは少ないわね」
「そやな、ただ十星連合で星のモンは元老みたいなもんでな」
芥川はこのことも話した。
「法の中にあってもな」
「国を三件の上でまとめてる感じがあるわね」
「ああ、明治政府の元老みたいな立場でな」
「やってるわね」
「そうした一面もあるわ」
このことも話すのだった。
「僕等には」
「それであたいもね」
「星のモンの会議では衝突もしてるな」
「神星同士の場でもね」
「僕等十人の神星は特に発言力がある」
国政においてというのだ。
「それぞれの役職以外にな」
「言うなら元老の中の元老や」
シェリルが言って来た。
「私等は」
「綾乃ちゃんが棟梁でな」
そのうえでというのだ。
「国の大事はな」
「私等が話して決めてるな」
「それでけにや」
「意見が衝突することもあるわ」
「それでそれがな」
意見が衝突することがというのだ。
「当然のことや」
「政の場では」
「僕は基本参謀総長や」
芥川は自分の十星連合での役職の話もした。
「それでや」
「軍の仕事してるな」
「意見が衝突するとすれば軍務大臣の中里や」
「実際よお言い合ってるな」
その中里も笑って話した。
「僕等は」
「軍政を巡ってな」
「何かとな」
「それがや」
「普通のことやな」
「そや、言い合ってな」
そうしてとだ、芥川はさらに話した。
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