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神々の塔

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第二十八話 古代の神々その二

「もうそれはな」
「言うまでもないな」
「そや」
 まさにというのだ。
「わい等も出来んことはないが」
「それでもな」
「やっぱり専門家がおるとな」
「そいつに任せるべきやな」
「幾ら出来てもな」
 それでもというのだ。
「アマとプロはちゃう」
「全くな」
「自分等も出来んことはないが」 
 施も言ってきた。
「しかしな」
「アマチュアっていうんやな」
「そうでしかなくてな」
「あくまでやな」
「プロがおったらな」 
 その場にというのだ。
「プロに任せるべきか」
「その能力を見てやな」
「ああ、それでな」 
 施はさらに言った。
「自分はそうしたことのプロの職業の一つでな」
「それで能力もやな」
「高いからな」
「僕に任せてくれるか」
「ああ、是非な」
 こう言うのだった。
「ほんまにな」
「ならその期待にや」
 芥川は笑顔で応えた。
「こう言うわ」
「あれやな、期待してもらって結構ですやな」 
 羅が笑って突っ込みを入れて来た。
「そう言うんやな」
「ああ、こうした時はな」
「日本の関西ではな」
「岡田さんの言葉や」
 芥川も笑って話した。
「阪神の監督の」
「岡田彰信さんやな」
「あの人そう言うたんや」
「最初に監督になってくれた時やな」
「それでちゃんと期待に添えてくれるからな」
 岡田彰信、彼はというのだ。
「嬉しいわ」
「そやな」
「それで僕もや」
 芥川は笑って話した。
「まさにな」
「機体してもらって結構やな」
「そう言うで」
「それでこの階の罠もやな」
「全部解除するな」
 このことを約束した。
「分身達がな」
「ほな頼むで」
「あとや」
 メルヴィルは考える顔で芥川に言った。
「階全体のこともわかるな」
「罠の解除だけやなくてな」
 芥川もその通りと答える。
「そっちもわかる」
「そやな」
「一応マップはあってな」
 塔のそれぞれの階のそれがだ。
「罠についてもな」
「何処にどういうのがあるかわかってるな」
「しかしな、マップを見るのとその目で見るのとでな」
「全くちゃうな」
「その目で見た方がや」
 その方がというのだ。 
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