| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

すべてを統べる眼

作者:toshi0517
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

転生
  第四話

こんばんは

センスです

あ、今はちょうど家から抜け出してる最中なんでちょっとだけ静かにしてくださいね!


ふぅ、やっと抜け出せましたね

家族全員が忍者なのか知りませんが物音に非常に敏感なので抜け出すのも一苦労です

それにもし、抜け出してるのがばれたら間違いなく朝まで監禁されてヒナタとのフラグがへし折られてしまうからそれだけは回避します

まぁうまく抜け出せたのであとは大丈夫だと思いますがね

万が一のことを考えて同じ部屋で寝ているサスケには寝る前に眠り薬を盛ったので明日の朝までは絶対に起きません

もしサスケからばれたら間違いなく一家総出で捜索されるのがオチですもんね



さてと…日向の本家邸宅が見えてきましたね

やっぱり木の葉一の名門は家の大きさも半端じゃないです

おそらくですが土地の広さだけなら忍者学校(アカデミー)と同じくらいありますね

これは影分身だけだったら間違いなく補足するのに苦労しますね

捕縛用の術を思いついて良かった


さて、もうすぐヒナタを誘拐する為に侵入しに来るはずなんですがここで捕縛したら間違いなくヒナタとのフラグは建たないですよね?

うん!フラグの為にもヒナタには怖い思いさせてしまいますが出て来たところを捕縛してから日向の方に連れて行きましょうかね

そうと決めたらさっそく影分身をだして捕縛用の術を準備しておきましょう

ボボボボン

影分身を出して術を展開する為に日向の家を囲んでおきましょう

じゃあ相手がやってくるまでは隠れていましょうかね・・・・・



Side 雲の忍頭

今回は我々が与えられた任務は木の葉隠れにおいて最も優秀といわれる日向一族の白眼を入手することだ

雲隠れの暗部の情報によれば宗家にまだ小さい娘がいるらしいのでその娘をさらえることができればわが里の力はさらに強大なものになることは間違いないだろう

しかし、この里は相変わらず平和ボケした里だ。。。

つい数年前に理由は不明だが里が壊滅的な打撃を受け火影も先代がでてくるほどだったのに他国の忍達に対しての警戒心が全くなかったな

本当に我々が和平条約を結ぶと信じているようだな

ふんっ

まぁいい、娘を攫ったらすぐに木の葉隠れを脱出する為の人員が待機している手はずになっているからさっさと任務を終わらせてしまおう

あれが日向の家だな

警備も見当たらないな

よし、では行くか


Side out




ちょうど今塀を超えていったのがおそらく雲の忍でしょうね

木の葉の人ならこんな森に隣接した塀からではなく間違いなく門から入っていくはずですからね

じゃあ出てくる前に術を展開しますかね

[子巳丑卯寅申酉未申]

よし、これで術の方は大丈夫ですね

もし今の人が木の葉の人なら町側の方に向ってあいている門から出るでしょうから一応術の範囲からは外しておきました

術の範囲から外した代わりに門の近くの監視には影分身を3体まわしたし万が一でも大丈夫でしょう

さてと、準備はこれで万端ですね

あとは雲の忍がでてくるのを待つだけですね



Side 雲の忍頭

里が平和ボケしていたら旧家と呼ばれる名門ですらこの警備体制か。。。

警備の数は少ないし罠らしきものも一つもなかったな

日向一族は自分達(白眼)の価値を本当に理解しているのか?

“日向一族の跡継ぎを攫う”という任務だと聞いた時は非常に厳しい任務になると思っていた

だが実際にはあっさりと連れ出すことができて拍子抜けしてしまったわ

まぁいいここでグズグズして気付かられたらせっかくここまで忍びこんで連れ出してきたのが無駄になるからな


たしか情報では侵入したところからそのまま出て森を抜けたらいいはずだったな

こっちだったな

俺は塀を飛び越え日向の家から脱出した

「じゃあな、娘は雲隠れがもらっていくぞ」

そう言って俺はそのまま去ろうと思って走り出した

だが、わずか数秒でその目論見は崩れ去った

バチバチッ

「ぐあぁぁぁぁぁぁ」

「なっなんだこれは!?か、体がしびれて動け…」

どいうことだ!? 一体何があった!?

はやく脱出しなくてはいけn、、、


その考えを抱えたまま私は意識を失った

Side out


お、どうやら術が発動したところを見ると脱出しようとしたみたいですね

輪廻眼を通じて得た様子だと…0これは侵入したときと同じところですね

さっそく向かいましょう



あ、今回の捕縛用に開発した術は「雷遁・痺縛網(ひばくもう)」です

イメージとしては千鳥流しですね

あれを術者から独立した状態で起動、維持できるように開発したものです

範囲設定なんかの緻密なコントロールができるので便利です

ただ広範囲に設定したらバカみたいに大量のチャクラを必要とするし人や獣の区別もできないから無駄に設置は出来ないんだよなぁ…

しかも起動用のスイッチとして空気中にチャクラを網状に張っているから白眼や写輪眼をなんかを持っている忍には何かがあるのっていうのがバレバレになるのが欠点だからこれから改良しなくてはいけないです

お!あそこに倒れていますね


うん、大丈夫

ちゃんと生きてますね

予定通りですね

いやぁホントによかったです

一応設置した時に死ぬほどの電圧には設定にはしてないけど万が一があったら困りますからね

もし死んじゃったらせっかく俺が頑張った意味がなくなりますからね


さて、今のうちにヒナタの回収と相手を動けない様に縛っておきましょう

流石にこの森の中で逃げられたらまだ俺のスキルでは追跡できないですからね

よし、これでいいでしょう

次はヒナタを起こしましょう




Side ヒナタ

「・・・・・・し」

「も・・・し・・うぶ?」

ん?だれかが話しかけている?

わたしをおこすのはだれなの?

もう朝になったのかな?

でもそれしてはいつもの明るいかんじがしないなぁ

と、わたしはいろいろ考えながらゆっくり目をあけておどろいちゃいました…

だっていつのまに外にでたの!?

目の前には男の子がわたしの顔をのぞききこんでてさらにそばには知らないおじさんがしばれれてるし…


「え!?ここどこなの!?あなたはだれ!」

はじめて会った男の子にいきなりこのセリフはなかったかなって後になってはんせいしたの///


Side out



「え!?ここどこなの!?あなたはだれ!」

うん、まぁそうなりますよね

一度状況を客観的に見てみましょうか


家で寝ていたはずの女の子が外で目を覚ました

目の前には自分と同じような男の子がいた

そばには縛られて芋虫状態のおっさんが一匹

これで普通でいれるはずないね

分かっててもかわいい子に不信感MAXで言われるとへこみますねorz


「はじめまして。こんばんは」

「あ、こ、こ、こんばんは…」

恥ずかしいのかあいさつしてくれたヒナタの頬がほんのり赤くなって下を向いちゃいました

(か、かわいいぃ!!!!)


原作でも思ったけどこの小動物ちっくな仕草がたまりません

・・・・・・・・・はっ!?

いつの間にか意識が飛んでいましたね

とりあえずこんな薄暗い所だと気味が悪いので移動したほうがよさそうですね

「すぐそこが日向のお家なので先に帰りましょうか?」

「あ、うn 「ヒナタ!無事だったか!?」

あらま、宗家の御党首が自ら捜索の先陣を切られたんですね

「よかった…お前が無事で本当によかった…」

そういって父娘の感動の再会のシーンに早変わりしちゃいました…

完全に俺は蚊帳の外ですね…orz


しばらくして父娘の感動の再会が終わりようやく俺の方にも意識を持ってもらえたみたいですね


「君が娘を助けてくれたのかな?」


Side ヒアシ

迂闊だった!

私は平和ボケしてしまっていた自分が憎くて仕方なかった

最近は里への襲撃や暗殺、誘拐などもなくなっていたので安心していのかもしれない

だが出来ることならばそんなことを考えていた過去の自分を殴ってでも考えを改めさせたかった

その甘い考えのせいで娘のヒナタが誘拐された

部下も部屋にいないのをトイレかなにかだと思っていたようだ

だがいつもヒナタが羽織っていたピンクの上着が残ったままだったらしい

あの子はこの上着が大層気に入っていたようで寝間着に着替えたら起きている時は常に着ていたからこれが部屋に残ったままというのはおかしいと部下も思い、そこで初めて誘拐の可能性に気づいたようだ


しかし部下の者が言うにはまだ布団にはぬくもりが残っていたとのことだからそこまで遠くには行っていないのだろう

急げば国境までには追い付けるはずだ

私はヒナタをさらった奴を許す気などなかった

日向の者に手をだした己を悔いながら命を散らすがよい

私はそう思って屋敷を飛び出たがその思いは果たされることなく終わった

我が家から僅か数メートルの距離にヒナタが座り込んでおりそれを子供が顔を覗き込んでいた

それを見た私は安心感からか忍びとしてではなく初めてあの娘の父親として接することができた

「ヒナタ!無事だったか!?」

人の目などを憚ることなくあの娘をただひたすら抱きしめた

「よかった…お前が無事で本当によかった…」

今までヒナタに対して宗家の当主と跡継ぎという関係を強調して生きてきたが今は、今だけはこの娘の温もりが失われることなく良かったと1人の父親として感じていた




そして初めてそばにいた少年に対して意識を向ける余裕が生まれた

「君が娘を助けてくれたのかな?」
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧