新オズのリンキティンク
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第九幕その三
「是非じゃ」
「開いてもらおうとだね」
「しようか」
「そうお話するんだね」
「うむ、直接会ってな」
こう教授にお話してでした。
リンキティンク王は教授とのお話を終えて皆に言いました。
「この三千本の桜をじゃ」
「皆と一緒にですね」
「見ながらな」
王子に応えてお話します。
「そうしてじゃ」
「飲んで食べて」
「そしてじゃ」
そのうえでというのです。
「歌って踊ってな」
「楽しみますね」
「そうなろうと提案するぞ」
こう言ってそうしてでした。
秀吉さんにお話することを正式に決めましたがふとでした。
リンキティンク王は自分達の前でお相撲を取っている人達がいるのを見ました、それで気付いた様に言いました。
「そう言えばこの街も日本の街じゃしな」
「はい、お相撲もありますね」
ナターシャが応えました。
「そうですね」
「日本ですとお相撲は欠かせないですね」
恵梨香も言います。
「どうしても」
「格闘技だけじゃなくて神事でもあるんですよね」
カルロスも言いました。
「お相撲は」
「だから日本ですと絶対にありますね」
神宝もそのお相撲を見ています。
「神社でもやりますし」
「遊びでもして」
ジョージも見ています。
「それで何かと」
「そうであるな、レスリングとはまた違ってな」
それでと言うリンキティンク王でした。
「遊びとしても神事としても行われるな」
「そう言えば信長さんもお好きでしたね」
「あの人は無類のお相撲好きで」
「何かと開かれて」
「そうしてですね」
「楽しまれてましたね」
「あの人は今もだよ」
カエルマンが五人に答えました。
「お相撲が好きでね」
「それでか」
「大会も開いているよ」
こうリンキティンク王にもお話しました。
「そうしているよ」
「そうなのじゃな」
「うん、兎角ね」
「あの人はじゃな」
「無類のお相撲好きだよ」
「ではあの人の家臣の秀吉さんもか」
「嫌いではないと思うよ」
すぐに答えました。
「あの人もね」
「ではじゃ」
「お相撲大会を開くこともだね」
「お話してみるぞ」
「ではね」
「では今からです」
王子が言ってきました。
「秀吉さんに連絡をして」
「そしてじゃな」
「何時お会い出来るか」
「それで会う予約を取ってもらってな」
「お話しましょう」
「それがよいのう」
「いきなりでは秀吉さんにも都合がありますし」
そのことも考えてというのです。
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