私の 辛かった気持ちもわかってよー
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8-6
高校総体予選が始まって、個人戦では、一次予選と二次予選の1回戦を突破したのは、3年では、岸森、織部、多田、西田の4人で、2年生では麗香、美湖、こころ、みく美と私の5人で、1年生は三宮香菜花《さんのみやかなか》だけで、他は二次予選の1回戦でみんな負けてしまった居たのだ。
だけど、西田先輩は2回戦を勝ったところて゛次の試合は棄権してしまって、美湖も璃々香先輩と当たったりして、結局、準々決勝まで勝ち上がったのは、璃々香先輩、織部先輩、みく美と私だけだった。だけど、私の次の相手は璃々香先輩で、織部先輩の相手は衣笠響だった。私も織部先輩も食い下がったものの負けてしまって、みく美は準決勝で衣笠響と当たることになっていたのだ。
さきに、璃々香先輩は勝ち上がっていて、みく美の試合。今回は、8ゲームマッチになるのだけど、みく美のサーブから始まり、相手がみく美の威力のあるサーブに慣れないのだろう、立ち上がり早々に3ゲームを先取していたが、その後、立て続けに4ゲームを奪い返されて、6-7にまでなって、みく美はようやく [波切] を出して、その後もサイドライン際に切れるスマッシユとかを組み合わせて行って7-7のタイに持ち込んだのだけど、最後は2ゲーム連取されて負けてしまった。
璃々香先輩と衣笠響の試合が始まって、やはり拮抗した試合で、お互い譲らなかったのだけど、8-8のタイブレークになって、最後のゲームもジュースまでもつれたが衣笠響が勝っていた。
「璃々香 やっと 決着が着いたわね 最後 負けるかと思っわ その前の試合で消耗させられていたから データも無かったしネ あの子」衣笠響が又、私達のところに来て、勝ったので余裕を見せにきたのだろうか
「そうね やっぱり 響は女王よ でも、本大会あるから、お互い頑張りましょ」
「そうね・・・ 山城さん あなたが出て来ると思ってたのにー やってみたかったわ でも、杉田さんも手ごわかったの 最初 ズルズルと負けてしまうかと思ったわ 璃々香とこは良いわねー 後輩が育ってて」
「そうよ 団体のダブルス 楽しみにししてネ この二人 強いわよー」
「えっ やっぱりー 璃々香と山城さんじゃぁないの?」
「そうよ ウチは 後輩が強いからーネッ」
「わぁー 見過ごしていたワ 国際のことばっかり、気にしてたわ」
「そりゃー 大変ネ 山葵はともかく みく美のデーター無いでしょ」
「・・・」と、急ぎ足で戻って行ったのだ。
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