星河の覇皇
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第八十四部第三章 円明園の会議その十一
「その様に」
「それでは」
「では少しです」
李は微笑んで伊東に話した。
「お待ち下さい」
「わかりました」
「お茶でも飲みながら」
伊東は笑って伊東にこうも言った。
「そうしておいて下さい」
「わかりました」
伊東も頷いて応えた、そしてだった。
伊東は官邸の会談の場に通されることになった、だがその入り口で李はアメリカ大統領のマックリーフ、ロシア大統領のグリーニスキーと共に伊東と合流しそのうえで彼女に明るく笑ってこう話した。
「これより四人で門に向かいますか」
「友人を迎えにですね」
「私達の二人の親友を」
こう言うのだった。
「そうしましょう」
「では」
「はい、私から誘いをかけますと」
李は伊東の笑みのまま話した。
「是非とです」
「お二人は返事をしてくれたのですね」
「どうも二国共です」
「意見がまとまった」
「今ここで賛成の意を表明することに」
そのことにというのだ。
「意見がまとまりまして」
「それで、ですね」
「ここで、です」
まさにというのだ。
「来てくれます」
「そうですか、では」
「はい、これよりです」
「門に向かって」
「お二人を迎えに行きましょう」
「さて、四と六の違いは時として大きいですが」
それでもとだ、マックリーフも言ってきた。
「しかしです」
「それがですね」
「今です」
まさにとだ、マックリーフは伊東に話した。
「その時です」
「左様ですね」
「それでは私も」
「行かれますね」
「是非」
これがマックリーフの返事だった。
「そうさせて頂きます」
「それでは」
「これは大きなことなので」
「中央政府も愚かではありませんからな」
グリーニスキーも言ってきた。
「我等が弱いと見ると」
「すぐに動きます」
伊東は今度はグリーニスキーに述べた。
「彼等はそうした相手です」
「そうですな」
「ですからここで、です」
「トルコとブラジルも来てくれたことは」
「大きなことです」
「我々にとって」
「連合の六大国が一つになれば」
そうして意見をまとめればというのだ。
「非常にです」
「大きいですね」
「まさに四より六です」
「数字的に言って二だけの違いですが」
「その二の違いが」
頭数にしてそれだけのものがというのだ。
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