超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~
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第三百六十九話 紅軍連合、始動。その1
第三百六十九話 紅軍連合、始動。その1
無色主義。
それは何色にも染まらない自由な主義。
そして、この国に『無色主義』による革命を起こすために結成された組織『紅軍連合』。
この物語はカオスと化した敗戦国、新日本に革命を起こすために戦う、若者たちの青春群像劇である。
俺は紅軍連合を裏切り、山を下山しようとした、宮沢タクヤと二浦ルリコを殺害した。
その過程で、宮沢タクヤからセーテキ暴行を受けた姫先ユイナは、過去にBEI軍兵から暴行を受けた際のフラッシュバックにより、心神喪失状態になってしまった。
AZUMA山荘では、カミカゼのリーダーであった二浦ルリコを失ったカミカゼのメンバーたちが号泣していた。
そして、指導者を失ったカミカゼのメンバーの1人が、ルリコを殺した俺を糾弾したのをきっかけに、カミカゼのメンバー同士の口論↓が始める。
「どうして、ルリコを殺したのよ‼」
「よせ、組織を裏切ったのはルリコのほうなんだぞ‼」
「でも、殺すことはなかったわ‼」
「ルリコは俺たちに黙って、タクヤと一緒に、山から下りようとしたんだ‼もうルリコにとって、俺たちなんてどうでもよかったんだよ‼」
「そうよ‼ルリコは、私たち同志より、あのゴーカン野郎を選んだ、裏切り者なのよ!殺されて当然だわ‼」
「でも、これまで、一緒にデモ活動してきた仲間じゃない‼ルリコもタクヤも、この山に来たせいで、おかしくなっちゃったのよ‼やっぱり、カラーレスと同盟なんてしなきゃよかったのよ!」
指導者を失ったカミカゼのメンバーの言葉に、俺はもう我慢できなかった。
「なら、最初から革命活動なんてするんじゃねぇよ‼てめぇらは、本気で日本を変えるために革命活動を始めたんだろ‼日本の革命のために死ぬのを覚悟して、カラーレスとの同盟を受け入れたんだろ‼そんで、自分たちの仲間から死人が出たぐらいでウダウダ言いやがってよぉ‼ 俺は俺に向かって銃撃するルリコとタクヤをぶっ殺しただけだ‼こっちは正当防衛なんだよ‼ そんなにここが嫌ななら、下山しろよ‼そしたら俺が全員、裏切り者として、おめぇらぶっ殺してあの世行きにしてやるよ‼そーすりゃあ、もう苦しまずに済むだろ?そうだろぉぉッ‼おい、どうなんだよ、おいッ‼そこんとこぉ!臆病風に吹かれて下山したい奴はとっとと名乗り出ろぉ‼俺が全員、ぶっ殺して楽にしてやるよ‼どうせ、てめぇら全員、殺人犯なんだ‼下山したところで、シャバにてめぇらの居場所なんてねぇんだ‼中途半端な気持ちで革命活動してんじゃねぇぞバカ野郎‼てめぇら全員、『自己反省』しろバカ野郎‼」
俺の魂の叫びに、口論をしていたカミカゼのメンバーたちが一斉に静まる。
組織に対する不適切発言による『粛正』を恐れたカミカゼのメンバーたちは、命惜しさに『自己反省』を始める。
俺はその様子に満足しつつも、床に横たわったまま、動かない姫先ユイナに視線を移す。
ユイナは床に横たわったまま、なにやらブツブツ独り言を言っている。
極度のパニック状態による心神喪失状態。
ユイナが戦線に復帰するには、かなりの時間を要するだろう。
俺の横には、今日、合流したばかりの、紅軍のリーダーである信重フサカが立っていた。
「合流した早々、なんかすごいことになってるね、アンタのところは」
「フサカさん、すいません、お見苦しいとこをお見せしてしまって、それと、さっきは、タクヤとルリコの遺体の証拠隠滅、ありがとうございました」
「かまわんよ、別に。事情は倉都テツオから、だいたい聞いた。さっきみたいな、言い合いは革命活動をしていれば、よくあることさ、結局、組織を統率するために一番手っ取り早い方法は、みんなを死の恐怖で縛ることさ、私はあんまり好きじゃないんだけどさ」
「フサカさんは、俺たちと同盟を結んで、いったい何をしようとしているんですか?」
「マスメディアの破壊」
「マスメディアの破壊...!」
「ああ、そうさ、テレビに新聞、週刊誌、ネットニュース、この世に存在するありとあらゆる情報を売って金儲けしてる会社を全部、ぶっ壊す。日本をダメにしたセージカどもは、皆、マスメディアを利用して国民を洗脳している、情報を売って金儲けをしているマスメディアの奴らは金のために、国民を洗脳することになんの罪悪感も感じていない、マスメディアをこの国から消滅させることができれば、セージカどもは、間違いだらけのルールや価値観で国民を洗脳できる方法を失う」
「そんなこと、本当にできるんでしょうか?」
「できるさ、BEI軍基地を一つ壊滅させた、アンタ達とならね」
俺たちの戦いは、新たなステージに進もうとしていた。
次回予告 紅軍連合、始動。その2
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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後書き
次回もお楽しみに
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