八条学園騒動記
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第七百五話 巨人の様にその七
「飲みますね」
「そしてだ」
「豆乳も飲みますね」
「そうだ、あとお茶でだ」
これでというのだ。
「マテ茶もだ」
「ありますね」
「それで豆乳もまさにだ」
「鯨の様にですね」
「飲んでな」
そしてというのだ。
「それもだ」
「栄養にしていますね」
「コーヒーも品種改良してだ」
こちらの話もした。
「ビタミンが豊富にある様にだ」
「していますね」
「兎角飲んでもな」
「栄養を摂取する様にしていますね」
「豆乳は牛乳に匹敵までに栄養があり」
「飲むとですね」
「健康にいい、良質な蛋白質が豊富でだ」
その為にというのだ。
「飲むとだ」
「身体にいいですね」
「繊維質もあるしな」
「それでその豆乳もですね」
「連合ではよく飲み」
そしてというのだ。
「後は馬乳や山羊のミルクにな」
「豚乳もですね」
「あれはないと思うがな」
大尉は顔を顰めさせて述べた。
「豚乳はな」
「その乳製品もありますが」
「連合はまさに何でも食べてな」
「何でも飲みますね」
「だから豚乳もな」
これもというのだ。
「わざわざ飲める様にしてな」
「実際に飲んでいますね」
「水牛のものも飲み」
「チーズではモツァレラチーズですね」
「あと羊の乳も飲み」
そうしてというのだ。
「トナカイやバイソンのものまでな」
「飲みますね」
「連合は何でも食べるが」
そうした国だがというのだ。
「また何でもだ」
「飲みますね」
「そうした国だ」
「それで体格もいいのですね」
「栄養を大量に摂取するとな」
そうすればというのだ。
「自然とだ」
「体格はよくなりますね」
「それも代々となるとな」
「尚更ですね」
「体格はよくなり」
そしてというのだ。
「連合の様にだ」
「巨人の様になりますね」
「そうだ、しかし本当にな」
「連合市民は大きいです」
「かつて日本人は小さかったというが」
大尉はまたこの話をした。
「成人男子の平均が一五五位だった」
「ローマ人より小柄ですね」
「それが今ではだ」
「一九〇程です」
「そこまで大きくなった」
「それはですね」
「多くのものを食べてな」
そうしてというのだ。
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