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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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ナメック星編
  第十一話 食らいつく龍の牙

 
前書き
もう連続投稿は終わりといったな?あれは嘘だ。

関係ないけどドラゴンボールザブレイカーズでもう少しで20連分溜まるので次の話でそのことを自慢するかもしれません。
目指せ超サイヤ人を超えた超サイヤ人&力の開放&もう許早苗お前たち!

第十一話、ご覧ください! 

 
-ワサビside-

「さてと、ネイル。ウォーミングアップに手伝ってくれてありがとうな。そろそろフリーザが来るはずだ。最長老様の元に戻ろう。」

「ああ、その前に一つ質問があるんだがいいか?」

「いいけど、移動しながらでいいか?」

「それで構わない。」
俺たちは最長老様の所まで風を切り移動した。

「それで、質問とはなんだ?」

ネイルの顔はより真剣になった。
「単刀直入に言う。今のお前ではフリーザに勝てるのか?」

俺は少々悩んだ後にこういった。
「それはわかんねぇな。確かに今の俺のパワーは途轍もなく上がっている。第一形態のフリーザなら本気を出せばイチコロだ。」

「第一形態だと?」

「そういえば言ってなかったか。フリーザは変身型の宇宙人でフルパワーになると今の俺の全力でも傷をつけるのがやっとぐらいだ。」

「だったらフリーザが第一形態のうちに殺してしまえば...」

「悪いがそれはできない。」
そう、たとえアイツがどんなに悪だとしても、フルパワーでもない奴に勝ってうれしくはない。これもサイヤ人になったせいだと思うが、純粋に俺より数倍も離れたやつと戦いたい。そんな欲求が俺の中で渦巻いている。

「そうか、だが一つ約束してくれ。」

「なんだ?」

「最長老様には決して被害を及ぼすな。俺のことはどうでもいい。」

そこにあったのは最長老様の付き人として長年過ごしてきたネイルの誇りがあった。

「約束する。」

「ありがとう。では、行くぞ!」

俺たちはさらに加速した。

俺たちは最長老様のもとに到着し、軽い挨拶を済ませた後扉の前に二人で立った。

そして俺はテレパシーでクリリンに連絡を取った。

(クリリン...聞こえるか?俺だ。ワサビだ。)

ボールを並べポルンガを召喚しようとしていたクリリン達だったが、急に無と会話し始めたクリリンを不思議がった。

「この声は...ワサビか?今何をしてるんだ!無事なんだろうな?」

「クリリンさん!どうかしたんですか?」

「ワサビからテレパシーが送られてきた。」

「なんだと?」

(ああ...今はな。そっちの状況はどうだ?)

「こっちはドラゴンボールをすべて集めて今から召喚するところだ。それにしても今はってどういうことだ?」

(時間がないから手短に伝える。今俺がいるところにフリーザが来ている。俺が何とか足止めをするからその間に召喚をしてくれ。)

「それだったら今からポルンガを呼んだらいいんじゃないか?」

(それだとフリーザがこっちに来る前に不信がってUターンしそっちに戻っちまうかもしれないだろ?そうなったら結構ヤバい状況になるかもしれねぇ。)

「でもお前が囮になる必要はないだろ!」

(いや、これは俺の願いでもある。戦いてぇんだ。今までの成果を思いっきりぶつけたい。)

「そうか、やっぱりお前らは似たもん同志だな。」

(何の話だ?)

「いや、こっちの話だ。ワサビ、絶対に死ぬなよ?」

(ああ、じゃあ俺が合図したら召喚を始めてくれ。)


「ワサビ、連絡は済んだか?」

「大丈夫だ。あいつらなら何とかしてくれる。」

「そうか...」

「ネイル、もうすぐ来るぞ。」

「了解した。」

「嗚呼、なんて気だ...顔を合わせていないのにこれほど恐ろしく思うとはな...奴の底が見えねぇ。」

「ワサビ。気を引き締めろ。」
そんな俺を心配したのかネイルが声をかける。

「大丈夫だ。死んでも食い止める。」

そしてついに...フリーザと相見える。

「これはこれは...お待たせしたようですね。」

「初めまして。フリーザ様...」

「ほう、この星にも私の名が広まっているとは光栄ですね。で、あなたたちは私に何の用ですか?ただここで突っ立っているだけではないでしょう。」
その瞬間。俺たちにとてつもない重圧が襲った。これはフリーザの殺気だ。ただ一人の殺気がこれほど重く感じたことはなかった。

「いえ、ただ私たちはこの星の最長老様を守る付き人です。」

「ほう、最長老といいますと?」
フリーザは悪びれなく様をつけていない。やはり宇宙の帝王を自負しているだけはあるようだ。

「この星で最もえらい方です。ドラゴンボールも彼がおつくりになられました。」

「貴方はドラゴンボールを使いたいと思っているのでしょう。」

「なるほど。全て知っていたのですね。」

「ええ、我々の立場上それが務めですから。」
次々に嘘を重ねていく。これが知られたときは殺されるだろうが...そんなものは気にしない。

「最長老様と話をするものは我々に勝ってからではないと通さないという決まりです。」

「そうですか。まぁいいでしょう。今の私は気分がいいんです。せっかくですから戦ってあげましょう。私と戦えることを光栄に思いなさい。」
ドラゴンボールを見つけ不老不死になれるのが近づいているフリーザは快く条件を受けた。だが、思いっきり策にかかっていることは彼はまだ知らない。

「最長老様は今あまり体調が優れていない。戦いの余波で最長老様が怪我をなされては大変ですから場所を移したいです。よろしいですか?」

「ええ、死に場所ぐらい自分で決めなさい。」

「では私たちについてきてください。」

そうして俺たちはフリーザの宇宙船からなるべく離れたところへ移動をした。
もう少し距離を話したかったのだがフリーザにも文句を言われ仕方なく最長老様の家から500m離れたところにて戦いを行うことになった。

「もう始めてもよろしいですか?」

フリーザは小さな乗り物から降りた。

「ええ、まずは私から戦わせていただきます。」

そうして俺はフリーザの前へと立った。

「別に二人で戦ってきてもいいんですよ?」

「いえ、私一人で戦わせてもらいます。」

かたくなに拒む俺にしびれを切らしたのかフリーザは俺に一声かけた。

「いいでしょう。私も舐められたものです。聞きなさい。私の戦闘力は...
【530000】です。」
その場の空気が凍り付いた。ネイルはとんでもないバケモノを相手にしていることを改めて知り、その場に一瞬固まった。

「わざわざありがとうございます。」
自らの戦闘力を言っても怖気づかないワサビにフリーザは多少興味を持った。

「そうですね...今の私の戦闘力は150万です。」
俺は自信満々にフリーザに言ってのける。

しかしフリーザは驚くこともなく逆に喜んでいた。
「素晴らしい‼150万とは...ちょうど部下が減って困っていたんです。どうです?貴方もフリーザ軍に入ってみませんか?」

正直少し嬉しい。フリーザが自分を認めたことがな。だが今の俺は地球生まれ元地球人のサイヤ人だ。俺はサイヤ人として悟空とともにこの世界で暮らすつもりだからフリーザ軍に入ることはできない。
だから俺はこう言う。
「せっかくのお誘いですが断らせていただきます。ですが、もし生まれ変わったらあなたのもとにつかせてください。」、と。

そんな言葉にフリーザは一瞬驚いたが
「分かりました。あなたが軍に入るのを楽しみに待っておきましょう。」と言い全身に気を溜め始めた。

「この姿を見せるのはお前達で5人目だ。光栄に思うがいい!」
フリーザの気が爆発的に増加する。それは絶望以外の何物でもないが、それ以外の感情が俺を高ぶらせる。アイツでいうところの...オラワクワクすっぞ!といったところか。

そう考えているうちにフリーザの変身が終了した。
身長は俺より10㎝したぐらいだろうか、だがあの体に俺4人になっても勝てない気が満ちているから侮れない。第一俺はフリーザを侮れるほどの力を持っていないんだがな。

「そうだな、今の私の戦闘力は億を超える。だが全力であなたとやるつもりはないので安心しなさい。」
フリーザの口調が少し強くなった。

「とっととかかってきなさい。貴方からどうぞ?」
フリーザは余裕に笑みを浮かべる。
だったら遠慮なくいこうではないか。

俺はクリリンにポルンガを召喚することを呼びかけた。

こうしてワサビVSフリーザの決戦が幕を開けた。

「ダァァァァァァ‼」俺は奮起をし、フリーザに向かって突撃する。
体の調子は頗る良好だ。そうして俺の放った渾身のパンチは...フリーザに人差し指のみでとらえられた。
(なんてパワーだ...動かねぇ...)
俺は力をより入れるが全く動かない。
俺は蹴りに切り替えてさっきよりも強く蹴るがすべて右手のみで受け流される。

フリーザは相も変わらず笑みを浮かべるが、一瞬だけ笑みが消えた。
その瞬間俺が感じ取ったのは『死』 俺は咄嗟に距離をとった。

「さっきの言葉はデタラメではなかったようだな。だが私の殺気だけでこうなっているのであったら...貴方は私に攻撃すら与えられませんよ。」

奴のデタラメな強さに驚いた。かつて殺気だけでここまでの絶望を感じたことがあったか。

「そうですね。ハンデを与えてあげましょう。両手を使わないで戦ってあげます。」

そういうとフリーザは両手をわざと俺に見せてきた。

「いいのか?アンタは俺を舐めすぎてるかもしれないぜ?」

「それが事実になることを精々祈ってなさい。」

俺は再びフリーザに猛攻を仕掛ける。だがしかしフリーザはそれを全て躱し時に尻尾や足で受け流す。

それを見たネイルはこう思うしかなかった。
(遊ばれている...)

最長老様に潜在能力の開放をして、サイヤ人の特性とやらで戦闘力を大幅に高めたワサビがまるで赤子同然だ。そんななか、フリーザに対しておびえることしかできない己の弱さにネイルは怒りを覚えていた。

ワサビは変わらずラッシュを打ち込んでいたがフリーザに尻尾で拘束されてしまう。
(しまった...!!)
フリーザは一層力を込め俺をつぶそうとしてくる。
骨がミシミシと音を立てるのが聞こえる。

「どうした?貴様の力はそんなものか?降参したらせめて楽に死なせてやろう。」

そうですか、俺には死しか待っていないんですね。
だったらもう本気を出すしかない。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
フリーザと戦う前、とある男からテレパシーを送られていた。
それは界王様である。
界王様は言うことを聞かずフリーザと戦う俺をはじめは叱ったが、もうこれ以上言っても意味はないと、せめて死ぬなよと声をかけてくれた。
ナッパに殺された者たちもそう言ってくれた。
ヤムチャはフリーザにギャフンと言わせちまえ!だったり天津飯は修行の成果を見させてもらうぞ。だったり、ピッコロは少ししか言わなかったが、ここに戻っても貴様の居場所はないぞと、遠回しに励ました。チャオズもワサビ、死ぬな、頑張れ!と全員が俺にねぎらいの声をかけてくれた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そんな俺があいつらの期待を無下にするわけにはいかないよなぁ?
自分で自分を高ぶらせる。
気は今までなく高まりまるで血が沸騰したかのように体が熱くなる。
フリーザが俺を殺そうと力を入れようとした瞬間、気を爆発させる。

「界王拳‼10倍だ!」
俺はフリーザの拘束から脱出しすぐさまフリーザに殴りかかる、胴体に一秒で20発もの拳痕を入れトドメに思いっきりドロップキックを食らわす。
これにはフリーザもたまらず岩場に叩きつけられた。

だがフリーザにとっては大したダメージにはなっていない。

「まだこんな力を隠し持っていたとは...ますます部下に欲しくなりましたよ。」
と上機嫌で再び姿を現す。

だがそんな上機嫌も次の一瞬で怒りの表情に変わることになった。

俺が界王拳をした瞬間。空は曇り、辺りに雷が落ちていた。
そしてフリーザの宇宙船からは眩い一本の光が天へと貫き、そこには筋骨隆々の緑の竜がいた。

見たことがないフリーザでも流石に理解した。あれはドラゴンボールのせいだと。
すべてを察したフリーザは再びワサビへと向く。
そこにはさっきまでの余裕はなかった。

「なるほどな...お前は囮だったということか...この俺をコケにしやがって...貴様はただでは死なさんぞ!」
フリーザの怒りは肌を通ってバチバチと感じられる。ここが正念場だ。すべてを振り絞り奴を...食い止める‼

初めてフリーザが先に動いた、フリーザは俺へと迫り...刹那、多数の打撃痕が俺へといれられた。

何があったのかすらわからない。今の界王拳10倍を使った俺でさえも見えなかった。
奴の一瞬の本気、それは死を意味する。
俺は奴の掌で踊らされていたことにやっと気づいた。

だが俺もあきらめることはできない。今の俺がこいつに勝つことは不可能だが、足止めぐらいならできるだろう。
いや...するしかない。俺はより気を倍増させる。体が張り裂けそうになるが我慢し気を蓄える。
「界王拳‼20倍だ!」
これが今の俺のフルパワー。文字通り本気だ。

「行くぞ!フリーザ‼」

俺は目にもとまらぬ速さでフリーザに迫り、空中に蹴り上げる。
「グォォォォォォォ!?」
流石に20倍は効くようだ。
俺は両手を広げ腰の近くに構える。かめはめ波の構えだ。
青白い気を俺の手に凝縮される。
ここで俺は上に重ねている右手を捻った。
気がうねり回転が生まれる。
修行によって手に入れた新技、【スクリューかめはめ波‼」
回転されたかめはめ波はより鋭角にフリーザに迫り突き上げる。
まだ終わりではない。
俺は両手に金色の気を溜める。その気はスパークを纏い、雷のように音を立てる。
それを俺はフリーザに向けて放つ。
【萬國驚天掌】‼

雷のような気はフリーザを捕らえ拘束する。ダメージはあまり入っていないがスタンさせることぐらいはできた。

体が痛みを訴える。界王拳ももはや切れそうだ。
俺はフリーザを視界にとらえ思いっきり地を蹴った。
さっきのスクリューかめはめ波と萬國驚天掌のおかげで“助走”は取れる。
フリーザとの距離は十分だ。
俺は右足を曲げそこに薄いバリアを張り蹴って加速する。それだけではない。
バリアは衝撃によって割れ、それにより爆発を起こす。
蹴った勢いと爆破の勢い、その二つが相乗効果を起こし更なるスピードを生む。
【バリアブレイクダッシュ】
それを何回も繰り返しフリーザに光のような速さで迫る。

俺は右手に力を込めた。
フリーザが腕を交差し守りを固める。
関係ない。すべて壊すのみ‼

右手は黄色のオーラを纏う。

「悟空‼技借りるぜ...龍拳‼」
巨大な金色の紅きオーラを纏いし龍はフリーザを貫く。

「終わりだ‼龍拳...爆発‼」
巨大な龍は激しい光を放ちフリーザを破壊せんと牙を向いた。
空には割れんばかりの爆発が広がった。

ほぼ全ての力を使ったワサビは飛ぶ気力も残らず地面へ墜落する。

「大丈夫か!ワサビ。」
ネイルが駆け寄り気を少し分けてもらった。
そのおかげで多少なりとも動けるようになった。

「ワサビ、フリーザはやったのか?」
はぁ...ネイル、それをフラグというんだ。
それに4倍も差があるのにこれで終わりにはならない。
案の定フリーザは生きていた。

だがしかし命がけの戦いのおかげかこの星にピッコロの気を感じた。だがそれと同時に最長老様の気もなくなっていた。

(どうやら...間に合ったようだな...)

フリーザは頭にわかりやすく血管を浮かべていた。
「今のはさすがの俺にも効いたぜ...このフリーザ様にな‼」
フリーザは足元のおぼつかない俺に飛び蹴りを入れる。
内臓が破壊されたようで俺は血反吐を吐いた。

フリーザは俺に指を向ける。
「もういいでしょう。死になさい。デスビーム‼」
はは...逃げる気力も残ってねぇや。
だがその光線は俺をとらえることはなかった。ネイルが命がけで俺を守ってくれたのだ。
ネイルは左腕を犠牲にし無理やり光線の向きを変えた。
ネイルの左腕がはじけ飛んだがナメック星人の特性で腕を生やす。

「まだ一匹虫けらが残っていたか...」

「ワサビ、俺も戦わせてくれ。」
ネイルの瞳には覚悟が移っていた。

「ああ、こちらこそ頼むぜ?」

「たったのアリ二匹が恐竜に勝てると思ったのか?」

「勝てると思うからここにいるんだ。」

「まったく減らず口の多いやつめ...なぶり殺しにしてやる‼」

(ネイル、チャンスは一回だ...聞いてくれ。)

(俺が渾身の一撃をあいつに入れるからアイツの注意をひいてくれ。)
ネイルは頷いた。

「行くぞ‼」

俺とネイルは二人がかりでフリーザに歯向かう。

ネイルは左腕を伸ばしフリーザを捕まえた。
だがネイルはうっとおしいといわんばかりに左腕を破壊する。
だがそれはネイルの作戦通りであった。
「貴様に殺されたナメック星人の怒りを思い知れ!ナメックブラスト!」
ネイルは目から気功波を放ちフリーザに命中させる。

「こんなもの!全く効かんわ‼」
フリーザは場違いなネイルに怒りを露わにする。

「それはどうかな?」
ネイルが時間を、集中を稼いだくれたおかげで俺が不意打ちを入れることができた。

俺はフリーザを蹴り飛ばし再び腰に両手を合わせる。
今度は変化技ではない。正真正銘の...

「20倍...いや、25倍かめはめ波だぁぁぁぁぁぁ!!」
暴風のような気がフリーザを呑む。
「くたばりやがれ!!」
体が限界を伝え筋肉が暴走する。だけど俺はかめはめ波を打つのをやめない。

フリーザの姿が見えなくなった後に、俺はすべてを解いてその場に伏せた。
ネイルも消耗が激しくその場に倒れたようだ。

息をするだけでも苦しく、気が一気に抜けていく感覚があった。
だが世界とは残酷で、今一番見たくない顔を見ることになる。

「全く...サイヤ人とは野蛮な種族だ。」
フリーザは膝をつくこともなく俺たちの前に現れる。

「はぁ...はぁ...渾身の一撃だぜ...?少しは堪えてほしかったもんだな...」

フリーザはそういわれ頬をぬぐった。そこには紫色の血がついている。

「この俺に...傷をつけただと...」
フリーザは怒りにまた吞まれそうになったが、相手はもう虫の息だと抑えた。

「十分だ、貴様は今まで俺が戦ってきた中で...3番目に強かったよ。」

「そうか...それは光栄だ。」

「せめて俺が楽にしてやろう。遺言ぐらいは聞いてやらんことはないぞ?」

「特にないが...俺の仲間が貴様を必ず倒すぜ?」

「精々あの世で願っていろ。」

そう言い、フリーザは俺の体を光線で貫く。

「貴様も...ナメック星人にしてはよくやった方だ。」
しかしすでに気絶していて返答は帰ってこない。

「一応殺しておくか。」
フリーザはネイルにも気を放った。

二人の気はスカウターで確認しても0にであった。

さてと、ドラゴンボールを使ったおバカさんたちを殺しに行くとしますか。」

フリーザはその場を後にした。

 
 

 
後書き

・ワサビってテレパシー使えるの?
病院で念力使ってるうちになんかできるようになりました。
・フリーザの最終形態を見た5人って誰?
この小説オリジナルの設定ですが、
コルド大王、クウラ、フリーザ母、ビルス、そしてバーダックとしています。

・スクリューかめはめ波
オリジナル技です。
かめはめ波に回転を与えることでより一か所にエネルギーを集め、気を曲げやすくなっています。
例えるならス〇ラト〇ーンのスク〇ュース〇ッ〇ャー
・萬國驚天掌
無印での技で魔封波と一、二を争う最強(ワサビ調べ)技。
相手を拘束しながらダメージを与えることのできるという汎用性の高さに加えて電撃で相手をしびれさせることもできる。
というか、亀仙人の技がどれも汎用性が高いんだろうね。(よいこ睡眠拳然り催眠拳然り...そしてかめはめ波と。)
・バリアブレイクダッシュ
本編で述べた通り
足を曲げ、薄いバリアを張り蹴って加速+バリアの割れたことによる爆発でさらに加速という超スピード特価技‼
・龍拳
言わずもがなしれたかめはめ波、元気玉に続く悟空の切り札にして〆技。
原作などでは、映画、「ドラゴンボールZ 龍拳爆発!!悟空がやらねば誰がやる」
とGTで超17号、三星龍、そしてラスボスの一星龍に向けて放たれた。
金色の龍が敵を貫くシーンは数々のファンを涙させ、自分も龍拳を撃とうと外に出て太陽に向かって腕を伸ばしたものだ。(ワサビ調べ)
ちなみに龍拳と龍拳爆発は少し違い、
龍拳は敵をそのまま自分語と動き敵を貫くが、龍拳爆発は敵を殴るまでは移動するが、その後龍のような気を発して全身に絡みついて締め上げたあと胴体を貫いて体に戻るという感じになっているらしい。(ピクシブ百科事典引用)
だが、ワサビの龍拳爆発は自分の元に龍が戻ってきて爆発するのではなく、敵を貫いてその後爆発するといった、超サイヤ人3悟空の龍拳がベースとなっている。
ちなみにワサビの龍拳は界王拳状態で使ったので龍も紅いオーラを纏っている。

-戦闘力一覧-
ワサビ:150万→界王拳10倍:1500万→界王拳20倍:3000万→龍拳爆発:3500万
→25倍界王拳かめはめ波:体力の消費により2500万→0
ネイル:42000→0
フリーザ:53万→1000万→5000万(マックスパワーの半分以下)

さあ、戦闘力数が0になったワサビとネイルはどうなるのか。
次の話もお楽しみに!
 
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