新オズのリンキティンク
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第三幕その二
「それでね」
「よく飲めるのう」
「よく食べてね」
「わしもじゃ、お好み焼きにはじゃ」
リンキティンク王もビールを飲んでいます、とても美味しそうに。
「ビールじゃよ」
「本当にそうね」
「この街にいるとどうしても」
ボボ王子もビールを飲みながら言います。
「ビールをよく飲みますね」
「こうしたものに合うからのう」
「はい、ですから」
リンキティンク王に笑顔で応えます。
「そうなりますね」
「全くじゃ」
「はい、それは今もで」
「それでじゃ」
まさにというのです。
「わしもじゃ」
「ビールもですね」
「楽しんでおるぞ」
「そうですね」
「あの、オズの国なので」
ここで言ってきたのはナターシャでした。
「私達もビールを飲めますね」
「子供が飲めるビールがあるなんて」
恵梨香も飲んでいます、五人全員がそうしています。
「流石オズの国ですね」
「お伽の国なので」
カルロスは五人の中で一番美味しそうに飲んでいます。
「こうしたものもあるんですね」
「科学と魔法が一緒にあるから」
そうした世界だからとです、神宝は言いました。
「こうしたものもあるんですね」
「酔ってるけれどアルコールがなくて」
ジョージはこのことをお話しました。
「時間が経てば頭が痛くなることなく酔いが醒めますね」
「そうだよ、ただ普通のビールを飲むとね」
魔法使いもビールを飲んでいます、そのうえで五人にお話します。
「飲み過ぎるとね」
「二日酔いですか」
「それになりますか」
「大人の人がよくなりますけれど」
「飲み過ぎると」
「そうなりますか」
「うん、そうなるよ」
こうお話するのでした。
「やっぱりね」
「あれは苦手じゃ」
リンキティンク王は辛そうに言ってきました。
「わしもな」
「王様はそうですか」
「うむ、酔うのは好きじゃが」
こうナターシャにお話します。
「しかしな」
「それでもですか」
「うむ、頭が痛くなってな」
そうしてというのです。
「身体が辛くなることはな」
「駄目ですか」
「大の苦手じゃ」
そうだというのです。
「わしはな」
「そうなんですね」
「うむ、だからな」
「子供用のビールをですか」
「いつも飲んでおる」
そうしているというのです。
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