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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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ナメック星編
  第九話 超パワーアップと超タッグバトル

 
前書き
いいですか。落ち着いて聞いてください。私が小説を書いている間にドラゴンボールザブレイカーズではすべてのプレイヤーが待ち望んだ超サイヤ人バーダックとギニュー特戦隊が追加されました。
Fooooooooooooooooo↗↗↗!!!!!!!!!

だけど、リクーム。バリアが割れているときの近距離リクーム‼俺はお前を許さない。

そんなこんなで第九話。どうぞ!(?) 

 
「フリーザ様!大丈夫ですか⁉」
ザーボンは離れたところで戦いを見ていたがとてつもない爆発を目にし急いで駆けつけてきた。」

ザーボンの目線の先には、最終形態に変身したフリーザが苦しそうに声を出していた。
「ハァ…ハァ…流石に今のは堪えましたね…」

「フリーザ様。無事だったのですね。」

「ええ…何とか。ですが咄嗟に最終形態になっていなければ…もしかすると死んでいたかもしれません。」

フリーザの顔が怒りの表情に歪んだ。
そしてフリーザは目の前に倒れているサイヤ人に目を向ける。

「ムカつきますが、この男には聞きたいことがあるので殺すのは後にしましょうか。」

「と、言いますと?」

「あの時、このサイヤ人は確実に殺したはずなのですが再び私たちの前に現れてきました。ということはこの男は何かしらの方法で生き返っている可能性があります。」

「なるほど。」

「その生き返る方法がドラゴンボールであったのなら、私が不老不死になれる可能性も具体性を増しますからね。」

「ザーボンさん。宇宙船に戻り、この男をメディカルマシーンに入れ、話せるぐらいに回復したら問い詰め、すべて聞き終わったら殺して私に報告しに来なさい。」

「ハッ!」

ザーボンはバーダックをわきに抱え宇宙船の方角へと飛んで行った。

「さてと、久しぶりにこの形態になりましたがいきなりだとやはり疲れますねぇ…」

フリーザは変身を解き元の第一形態へと戻った。

「ドラゴンボールはあと4つですか、2つはベジータたちが持っているとして、あと二つを一人で探すのは少々面倒ですね。そうですね、ギニュー特戦隊を呼ぶとしましょうか。それにベジータたちを追ったドドリアさんから何も連絡がなかったのも気になりますしね。」

フリーザは乗り物から小型の無線機でギニュー特戦隊を呼ぶと村でドラゴンボールを探し始めた。



ーワサビsideー

「光る雲を突き抜けFlyAway~Fly Away~ からだじゅうに広がるパノラマ~」

ワサビは悟空とバーダックから別れた後、とある場所を目指して愉快に歌を歌いながら空を飛んでいた。

「顔を蹴られた地球が怒って~怒って~火山を爆発させる~」

そんなテンションで空を気持ちよく飛んでいる彼はいつもなら気づくであろう人影に気づかなかった。

「CHA-LA HEAD-CHA-LA 胸がパチパチするほど~騒ぐGE!N!KI!DA!MA! spar...痛った‼」

よそ見をしながら空を飛んでいたので前からくる〝何か″に気づかなかった。
それは紫いろの肌をした戦闘服を着た宇宙人、キュイであった。

「貴様‼フラフラと空を飛び挙句の果てにこの俺にぶつかるとは‼」
どうやらかなりブチ切れているらしい。悪人とはいえど心の広さは持っておいた方がいいのにな。

「それは申し訳ない。」
一応悪いのはこちらなので謝っておこう。まあ、すぐにこいつは死ぬからそんな必要はないんだけどね。

「ふん…いつもなら殺しているところだが、俺は用事があるから見逃してやろう。ところでベジータの野郎について知っているか?」
ほう、どうやらナメック星には来たものの運悪くベジータと出会えていないようだ。

「ベジータなら大いに知っているさ。今どこにいるのかもな。」
ついさきほどから悟空とベジータの気がぶつかり合っているのできっと戦いあっているのだろう。

「ほう?それはいい。どれ、教えてもらおうか。」

「いやだと言ったら?」

「貴様を痛めつけて無理やり吐かせるだけだ。」

「では丁重にお断りさせてもらおう。」

「そうか、貴様がいいならそれでもいいだろう。だがしかし、この俺の戦闘力はベジータと同じ18000だ。貴様一人でどうにかできるわけがないだろう。」
そうしてキュイはスカウターに手を当て俺の戦闘力を測る。
「戦闘力5000か。フリーザ軍でいう中級戦士ぐらいだな。」

「なるほどな、つまり俺とお前では3倍以上差があるということだな。」

「そうだ、俺は優しいからチャンスをくれてやろう。もう一度聞く。命が惜しけりゃ、ベジータについて話すんだな。」

そう言われ俺は人差し指を相手に向ける。

「何をするつもりだ?」

俺は人差し指から気を放ち、キュイのスカウターを破壊した。

「返事はこれでいいか?」

「なめやがって…お前は死んだ方がましに思えるぐらいぐらいに痛めつけてやるぜ!!」

「来いよ、ベジータ以下のお間抜け野郎。」

「それじゃあ遠慮なく貴様をなぶり殺しにしてやる‼」

キュイは俺に向かって殴りかかってくるが、そのスピードはとても遅かった。
否、それは相手が遅いのではなく、修行によって得た自らのスピードと状況判断能力による錯覚であった。

キュイの攻撃を右手の指だけで右側にそらし、顔に肘内を入れた。

「グハッ…!」

キュイは鼻血を出し、後ずさりをした。

「なんだと…貴様は戦闘力が5000ではなかったのか…?まさか、スカウターの故障か?」

「いや、スカウターは壊れてなんかいねぇ。俺が気をコントロールできる。それだけの話さ。今の戦闘力は…そうだな55000。ちょうどお前と3倍差ぐらいだな。さっき言ったろ?お前と俺とは3倍以上差があるって。」

「な…なんだと⁉」

「俺も用事があるんでな。お前の用は地獄で済ませてもらおうか。」
俺は右手をキュイに向けて構える。

「ちょ…ちょっと待ってくれ!お前はどうせフリーザを殺すんだろ?じゃあ俺も仲間に入れてくれ。ザーボンやドドリアぐらいなら俺とお前が組めばイチコロだろ?」

「残念だが、お前がいてもかえって邪魔になるだけだ。他をあたってもらおうか。」

(ち…ちくしょう…こんなところで死んでたまるか…)
キュイは知恵を振り絞り、ある卑怯な一手に出た。

キュイは俺の後ろを差し、「あっ!フリーザ様!」と言った。

(残念ながらその手は知ってるんだよ!)
俺は距離を詰めキュイに腹パンをする。戦闘服ごと相手の骨を砕いた。

「ぐふぉわ…!!」

「だのむ…だすげでくれえ″え″…」

そんな言葉は聞かずそのまま念力で相手を浮かしキュイの内側から気を爆発させる。
あたりには赤い肉塊と紫色の血しぶきが飛び散った。

「へっ…来たねぇ花火だ。」
俺は有名なセリフを状況が全く同じに言えたことにワクワクしながらその場を後にし、再び目的地へと向かった。

「キュイのせいでまぁまぁ時間を食っちまったが、あいつらはどうなったかな…」

そんなことを考えていると、偶然遠くの方向から大きな気を2つ感じた。

「この気は…バーダックか、だいぶ無理をしてるな。それにもう一つの気はフリーザか…もはやどのぐらい力の差があるかもわからねぇな。まあいい、そのために単独行動してんだ。バーダックの無事を祈って早めに事をすまして合流するか。」

そう、独白するとワサビは一度空中で足を止め、気を体全体に溜めた。

「界王拳4倍だ!」
一気に目的地まで飛ばし、ものの5分程度で到着することができた。

ワサビは周りよりもはるかに高い崖に着地し界王拳を解いた。
「ハァ…ハァ…戦ってないとはいえ界王拳を5分も連続で使うとなると体にくるな…」

「誰だ?まさかフリーザ軍の奴らか?」
目の前にあるひときわ大きい一つの建物の前に立つナメック星人が扉の前に立ちはだかった。

ワサビは最長老様に潜在能力の開放をしてもらうためにこの場所へと来ていた。

「いや、違います。私はあなたたちの敵ではありません。ただ、あなたのおっしゃっているフリーザを倒すために最長老様に協力をしてもらいたくこの場所に来ました。」

「誰がそんな話を信じると思う?貴様もあいつらと同じようにドラゴンボールが目的なのだろう?ドラゴンボールは悪しき心を持つ者には絶対に渡さん。お引き取り願おう。」

建物の外で交渉をしているとネイルとワサビの脳内に直接声が響いた。

(ネイル…そのものを私の前に連れてきなさい。そのものは悪しき心は持っておられないようです。)

「最長老様…分かりました。そこのもの。中へと案内する。くれぐれも失礼がないようにな。」

「了解です。」

最長老様のおかげですんなりと中に入ることができた。とてもありがたい。
建物の中は結構広く、最長老様もゲームで見たのよりもずっと大きく感じた。

「初めまして。最長老様。こんな時に失礼します。」

「いえ、こちらこそ初めまして。さて、あなたは私にどんな用があるのですか?」

「はい、私は最長老様に潜在能力の開放をしていただきたくこの場に参りました。」

「なるほど、少しこちらに近づいてもらえますか?」

「はい、分かりました。」
俺は最長老様の左手の下まで歩いた。
「あなたの記憶を見せてもらいますね。リラックスして目をつむっておいてください。」

そう言い、最長老様は俺の頭に手を優しく置いた。

「ほう…あなたは地球から来たのですね…おお、これはドラゴンボール。なるほど、カタッツの子も生きているのですね…」

最長老様は俺の記憶を読み取りながら、次々に感想を述べていった。

「これは…」

「どうかされましたか、最長老様。」

「あなたの記憶の最初の方が読め無いのです。今まで私はたくさんの方々の記憶を読ませていただきましたがこんなことは初めてです。」
さすがの最長老様も別の世界のことは読み取れないようだ。

「あなたは何か特別なことがあったようですね。もしよかったら話していただけませんか?」
正直本当のことを言ったところでバカにされ、相手にされないのがオチだが、最長老様なら真剣に聞いてくれるだろう。だから俺は知っていることをすべて話した。

「なんと!あなたは別の世界からきて、しかもこの世界の行末を知っていると…」

「それは…なんとも信じがたい話だ。」
ネイルが悩んだような表情でそういった。

「ですが、それでなら納得がいきます。そもそもナメック星人以外のものがここに来ることも考えられにくいでしょう。」

「そうですね。基本村の者には最長老様のことを外部の宇宙人に言わないようにしていますから。」

「わかりました。ありがとうございます。もう目を開けていいですよ。」

そういわれたので言われたとおりに目を開けた。

「最長老様、潜在能力を引き出していただけますか?」

「ええ、悪の気は全く感じられないし、この星の皆様を少しでも多く守っていただけるのなら。」

「本当ですか!ありがとうございます!」
ワサビは最長老様に深く頭を下げた。

「では、今すぐしましょうか?」

「いえ、その前にもう二つお願いしたいことがあるんです。」

「私たちサイヤ人は瀕死から復活するたびに戦闘力が大幅に上がることを知っておられますか?」

「ええ、遠い昔に聞いたことがあります。」

「なので、潜在能力を引き出してもらう前にネイルさんに自分を半殺しにしてから潜在能力を引き出して欲しいんです。」

「正気か⁉」
いきなり名を呼ばれたネイルが聞き返す。

「はい、こうでもしないとフリーザには手も足も出ません。」
ネイルはワサビの純粋な眼を見て覚悟を決めた。

「最長老様、貴方様さえ良ければ私はこのものの指示に従います。」

「私ももう生い先が短い。未来はこの者たちに任せるのもいいかもしれません。」

「わかりました。ワサビ…といったか、ここでは最長老様が危険だから、表でやる。覚悟ができたらついてこい。」

「ここに来た時から覚悟はできています。遠慮なく…死なない程度にお願いします。」

「ああ、わかっている。」

こうして気を限界まで下げた俺はネイルに半殺しにされ、最長老様に回復と潜在能力を引き出すのを同時にしてもらった。

「なんて力だ…自分のものではないみたいだ。全身から力が噴き出してくる…」
俺は手を握ったり広げたりしながら自分の力に驚いていた。

「ふぅ…私は疲れました。少し休ませてもらいますね。」
そういうと最長老様はより深く椅子に腰かけられた。

「ありがとうございます。最長老様。」

「いえ、いいんですよ。あなたも頑張ってください。」

「それと、もう一つ頼みたいことがあるんです。」

「ああ、そうでしたね。なんでしょう?」

「後もう数時間したらここにフリーザがポルンガの呼び出し方について聞きに来るはずです。」

「だからそれの時間稼ぎを私がします。それにネイルさんも加わってほしいのです。」

「だが、それだと最長老様につく人がいなくなるではないか。」

「いいんですよ、ネイル。さっき言ったように、私を守ったところで私の人生はもう短いんですから。ネイル、そのものと行動を共にした方が生きる可能性も上がるはずです。」

「さ…最長老様。わかりました。」

「ネイルさん。フリーザが来る前にこの力になれておきたいんです。少し組手をしていただけませんか?」

「ネイルでいい。近くに開けたところがあるからついてこい。そこで相手をしよう。」

「最長老様、行ってまいります。」

「二人とも、私の後をすぐに追ってこないでくださいね。頼みましたよ。」

「分かりました。」

そうして二人は場所を移しフリーザが来るまで組み手をすることになった。



-悟空&ベジータside-

「「ダダダダダダ‼」」

悟空とベジータはいまだに戦いを続けていた。
その戦いの場は緑の草が生えていたのが跡形もなくなっており、3mほどのクレーターで埋め尽くされぼこぼこになっていた。

お互いが一進一退の攻防を繰り広げ、体力はどんどんとすり減っていくがそれでも両者は戦いをやめない。

そんな激烈とした戦場に五つの流星が迫っていた。
普段なら、しかもこの状況下でなら絶対に気にすることはないはずだが、その流星はちがった。まるで己の死の原因となるといわんばかりの恐ろしさをまとった流星を悟空とベジータは直感し、戦いそっちのけで躱した。

その流星に思われたものを見ると、あれは流星なんかではなかった。
宇宙船。それもベジータたちが地球に来た時に乗ってきたもの、フリーザ軍御用達のポッドであった。

「ちっ…あの宇宙船は…まったくタイミングの悪い奴らだ。」

5つのポッドは惑星に爆音を立て強引に着陸する。

中からは気味の悪い5人の宇宙人が出てきた。

「よーしお前ら!誰もはぐれていないか?」

「大丈夫です!」 「ちゃんといますぜ!」

その者たちのリーダーと思われる者が仲間に声をかけた。

「いいか、フリーザ様はこの星でドラゴンボールとやらを探している。フリーザ様の宇宙船の中に6つドラゴンボールがあるらしいから俺たちで手分けして、裏切り者のベジータが持ち逃げした一個を探す!」

「分かってますよ、隊長!」 「俺が最速で見つけてやるぜ!」

「ふっふっふ…そしていいことを一つ教えてやろう。なんと…ドラゴンボールを見つけ、ベジータを捕獲したものには…」

「ごくり…」隊員たちが唾をのむ。

「デラックスチョコレートパフェを俺がおごってやろう!」

「よっしゃー!」「流石です隊長!太っ腹!」
隊長の一声でメンバーの士気が上がった。

「では、お前たち。ドラゴンボールを探して…くr…なんだと⁉」
ここでやっと隊長は悟空とベジータに気づいた。

「ああ!ベジータ!」

「ふん…変わらずうるさい野郎どもだ…」

「誰だ!お前たちは!」
悟空が彼らの名を聞いた。

「誰かだと…?銀河に名をはせるフリーザ様の特選隊の俺たちを知らないだと…貴様!どんな所に住んでいた…⁉」

「時代遅れも甚だしいぞ!」 「この田舎者!」
隊員たちからは罵声が飛び交う。

「まあ、まてお前たち。ここはあの田舎者のために名乗ってやろうじゃないか。」

「いいだろう。貴様に特別に見せてやる。俺たちのスペシィャル!!フォァイティング!!ポォォーズを!!」

「いくぞ!」

「グルド!!」「リクーム!!」「バータ!!」「ジース!!」「ギィィニュゥ!!」
「「「「「みん な そろっ て!」」」」」

『ギニュー特戦隊!!』

「パーフェクトだ。」

なぜかギニュー特戦隊の後ろから発生した爆発とともに5人はヘンテコなポーズをとった。これには悟空も呆れベジータは奴らへの怒りを増大させた。

「相変わらず騒がしい連中だな。」

「まあ、そんなカッカとするなベジータ。どうせ、ここで死んでしまうんだ。笑って死んだほうが楽しいだろう?」

「どうやらここ数年でより頭がいかれちまったようだな。今の俺様ならお前たちなど簡単に殺せる。」

「それはそうかもしれんな。」

「何?」
あっさりと認めたギニューにベジータはあっけにとられた。

「だが、今ならどうだ?貴様らも消耗しきってるはずだ。それに俺たちは一人一人でも強いが、5人で戦うからこの地位に長い間いられている。それが俺たちギニュー特戦隊だ!」

「流石っす隊長!」 

「隊長!あいつらの戦闘力を計ったらベジータが5万、そっちの男が6万です!」

「そうか、ではお前たち!協力してあいつらを捕らえるんだ!」

『おう!』

こうして2VS4のスペシャルタッグ&スクワッドチームが激突するのであった。

「ベジータ、一回勝負の結果はお預けにしてこいつらと戦うぞ。」

「俺に命令するな!こいつらは俺一人でかたずけてやる!」

「ベジータ…今の消耗しているオラ達ならこいつらに勝てねぇかもしれねぇことぐらいわかってっだろ?」
悟空の発言は的を得ていて、特戦隊の奴らは平均的な戦闘力でも今の悟空達を超えていた。たった一人を除き…

「邪魔をするなら先に貴様から殺すぞ‼」

「おーい!俺たちを相手に仲間割れしている場合か?」
ギニュー特戦隊の一員が束となってかかってきた。

「こいつは仲間でもなんでもないわあ゛‼」

ベジータはリクームの拳を躱して、隙だらけの横腹に拳を入れる。しかし、彼はそれを受け止めたままベジータの顔に膝蹴りを入れた。

「ベジータちゃ~ん!まだまだいくわよ~リクームキック!」

悶絶しているベジータに向けて必殺技を放つが、ベジータの像は空に消え、後ろから衝撃を受け、吹き飛んだ。

対して悟空は一人の隊員と戦っていた。

「おめぇ、一人でいいんか?気を読んだ感じじゃあオラにはかなわねぇぞ。」

「なめやがって…今に痛い目に合わしてやる。」

そういうと彼は両手を上げ鶴のようなポーズをした後、「キェー‼」と奇声を発した。

その瞬間悟空の体は石になったように動かなくなった。
これは彼の得意技の超能力のうちの一つ。金縛りだ。

(なんだこれ…体が動かねぇ…)

そんな無防備な悟空をあざ笑うかのようにグルドは
「へっへっへ…動けんのか。かわいそうに」といい、近くにあったカナッサの木を超能力で加工し先を鋭くして悟空に向けて超スピードではなった。

(やべぇ!このままだと貫かれちまう!)

悟空が焦っていると、一つの案が浮かんだ。

その間にも木は途轍もない速度で迫ってくる。名づけるならば、【殺人木】といったところか。

(まだだ…もっと近づけて…今だ!)

悟空に木が刺さる瞬間、赤き気の暴風が巻き起こった。
(界王拳‼)

その刹那の風圧は木の進行方向を変え、グルドに向けて木が超スピードで返された。

グルドは予測していなかったことに驚くも、その木を躱しダメージは全く入らなかった。

だが、問題はそこではない。今の木の対処に意識を持っていかれ、グルドは金縛りを解いてしまった。
後はもうお分かりだろう。体が自由になった悟空は界王拳の状態のままグルドへ猛突進してきた。

し…しまった!彼は追い詰められ絶体絶命のように見えたが、彼にはもう一つ得意な技があった。「止まれ!」そういい、彼自身は息を止める。

その瞬間世界の動きが止まった。

その時の止まった中を動けるのは、このDI…じゃなくて…グルドだけだ。

(あ…危なかった…今のうちに見つからねぇとこまで逃げて隠れてやる!)

そうして岩場の蔭へと隠れた。もう息を止めているのは限界になり、「プハァー」と息を吐いた。

するとさっきまで止まっていたときは動き出し、グルド以外のギニュー特戦隊やベジータはそのまま戦い始めたが、悟空だけは目の前から急に敵がいなくなったことに不信感を抱いた。

(どこだ…消えた?いや、あそこに隠れているな。)
悟空は奴の気を読み取って、場所を特定した。何が起こったのかはわからなかったが、ただひとつわかること、それは奴が一瞬のうちにとても遠くに離れたということだ。

(さっきの技といい、トリッキーなことをしてくる奴だな。)

「だけどオラにはもう通用しねぇぞ!」

再び悟空はグルドに迫る。グルドがもう一度時を止めようとした瞬間。
グルドの視界が歪んだ。何が起こったのか理解する間もなく、痰を吐きその場に力なく倒れた。そのふとぶととした腹には悟空の拳が入っていた。

「うわ、おめぇ口くせぇな!ちゃんと歯磨いた方がいいぞ!」
そんな声は彼には届かなかった。

「なかなかやるじゃないの…ちょっと頭に来ちゃったかな…」
リクームは隊服が破れ、ところどころに傷を負っていたか立ち上がった。

「おい、バータ。グルドがやられたぜ?」
ジースはバータに声をかけた。
「あいつ、弱いくせに一人で戦っちまうからなぁ。」

「そろそろお遊びはおしまいだぜ。」

「ふん、それはこっちのセリフだ。いい加減お前らの馬鹿っぽさには反吐が出そうだからな。」

「ベジータちゃんにはお仕置きが必要ね…」
リクームを気をためた。次の一手で確実に仕留めるようだ。

「リクーム・ウルトラ・ファイティング・ボンb...」
しかし技は放たれることはなかった。

「遅い。」
ベジータは奴が技を放つ前に相手の腹部に強烈な一撃を叩き込んだ。

もしも技名を叫んだ瞬間体が爆発していたらこんなことにはならなかっただろう。
だからゲームでも原作再現として技名を言い終わってから攻撃判定を...おっと失礼。

「ア…」言葉にならない声を出しリクームはエビのように曲がって倒れた。

「あいつ...技を言う前に倒しやがったぞ...」
奴の卑怯さに仲間が青ざめた。
しかし、それだけではなかった。ベジータは倒れてもう戦闘不能になっているリクームに向けて気を放ち爆散させた。
だがこれは仲良し武道会ではなく殺し合いだ。ベジータの考えは正しいとも言える。

「嘘だろ...リクームが...」

「おい、ベジータ。なにも殺さなくてもいいだろ。」
悟空はベジータの元に戻り、わずかに怒りを含んだ声をかける。

「そんなんだから、貴様は超サイヤ人になれんのだ。仲良しごっこがしたいなら地球に帰って寝ているんだな。」
そういいベジータは悟空が気絶させたグルドも手にかけた。

「あの野郎...」

「俺たちの仲間を次々に殺しやがって...」

「次はそう簡単にいくと思うな!俺たちがお前らを殺してやる!」

そうして隊長を除いた残り2名の隊員がサイヤ人達に立ちふさがった。
 
 

 
後書き
ギニュー特戦隊ってギャグよりのキャラですけど、カッコよくてそしていい敵ですよね。
宇宙一の恐怖の帝王使えている存在がパフェで喜んでるって(笑)
でもそこがいいんですよね~

戦闘力一覧
・ネイル:4万2000
・ワサビ:10万→サイヤ人の特性で戦闘力UP×潜在能力開放:150万 
 界王拳20倍:3000万‼ これでやっとフリーザの最終形態に傷をつけれるくらい...
・悟空:6万(ベジータとの戦いで低下)界王拳:12万
・ベジータ:5万
・グルド:1万
・リクーム:5万
・バータ:5万5000
・ジース:6万
・ギニュー:???



「おい...親父ィ...」

「どうしたんだブロリー?」

「前回の投稿からもう2週間以上たってるYO☆貴様の返答次第では血祭りにあげてやる...」

「落ち着けぇ‼心配することはない。この私、山葵は優秀に勉学に励んでいたというわけDoor⁉」

「貴様どうやら死にたいらしいな?」

「シュワット⁉」

「嘘をつくというのなら…」(野生のポッドが出現する)

「腐☆腐 ばれてしまっては仕方がない。俺の本来の予定はドラゴンボールザブレイカーズをテストサーバーからずっとやり続けていたかr」

「んん?待て待て待てぇ‼」

「うおおおおおおお‼」

「投稿が遅すぎて殺される...これも小説を書く者の定めか...」

『デデーン‼』

はい。茶番乙でした。次はどうにか早くするので...頼む..助けて...助けてくれぇ‼


追記:最近徐々に私の小説が評価されているのを見てとてもうれしいです(*´▽`*)
もしよかったらコメント、どんどんお待ちしておりますのでどんなことでも書いていってください‼励みになります。期待にこたえられるように頑張ります! 
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