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イベリス

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第九十八話 母の法事その十一

「そうしたところもしっかりしていくわね」
「宜しくね」
「ええ、しっかりしていくわ」
 こうした話をしてだった。
 咲は両親それに愛と共に母方の親戚達と共に焼肉にビールを楽しんだ、それを程々にしてこの夜もだった。
 家に帰ると飲んだが今日は。
「焼酎にしたの」
「昨日お父さんが飲んでるの見て美味しそうだったから」
 母にそれを飲みつつ応えた。
「丁度お家にあったし」
「それで飲んでるのね」
「丁度柿ピーもあるし」
「それはいいおつまみね」
「それでね」
「あんた今夜はそっちね」
「飲ませてもらうわ」
 こう母に話した。
「それで明日はね」
「飲まないのね」
「そうするわ、やっぱり飲まない日もね」
 所謂休肝日もというのだ。
「ないと駄目よね」
「それはね」
 母も否定しなかった。
「身体の為にね」
「法事の後そうしたお話したから」
 母としうしたことも話した。
「だからね」
「明日はなのね」
「飲まないで」
「身体休めるのね」
「週二回は飲んでも」
 それでもというのだ。
「それ以上はね」
「ああ、お父さんも多くて三回だな」
 父は今は牛乳を飲みながら応えた。
「お酒を飲むのは」
「それ位よね」
「それ位にしてな」
 そうしてというのだ。
「身体を労わってるんだ」
「お酒って身体に負担かけるから」
「流石に埼玉行くってなった時はどうしようかと思ってな」
 咲にこの時のことは笑って話した。
「それでな」
「あの時ね」
「ついついな」
「毎晩飲んでたわね」
「やっぱりああいうのは駄目だ」
「毎日飲むのは」
「それはな」
 どうしてもというのだ。
「どうしてもな」
「よくないのね」
「ああ」
 そうだというのだ。
「基本な」
「飲まない日ももうけることね」
「飲んでも本当にな」
「週三回ね」
「それ位にしてな」
 それでというのだ。
「やっていくことだ」
「それがいいのね」
「肝臓を壊すとな」 
 飲み過ぎて、というのだ。 
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