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転生!DRAGONBALL THE WORLD!!

作者:山葵。
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ナメック星編
  第七話 サイヤ人3名、修行をする

 
前書き
今回からナメック星編です。

テスト勉強に、この小説を書くのに、そしてゲームするのに、とやることが多くて困っています。
どなたかこの小説を読んでいる中で「四身の拳」を使え、指導してくれる方はいらっしゃいませんか?ぜひ師匠と呼ばせてください。

※あとがきで書いている戦闘力一覧に間違えがあったので訂正しました_(._.)_ 

 
「知らない天井だ。」ワサビは目が覚めたようだ。
自分がベッドの上で寝ていることを察し、体を起こそうとするが、全身に痛みが走り悶絶してしまった。

「騒ぐな、鬱陶しい。」右隣から声が聞こえた。そちらを見るとバーダックがベッドで座っていた。
此処はどうやら病院のようだ。バーダックが来ている病衣がすべてを物語ってる。てか、バーダックが病衣来てるのウケる。
奥からもう一つ声が聞こえた。「お!やっとおきたんか?」そちらを見ると悟空が頭に包帯をぐるぐる巻いて横たわっていた。

「おめぇあの後一週間ぐらい寝てたからよ。大丈夫みたいで安心したぞ。」
自分が一週間も寝ていたとは、驚きだ。

「あと、三週間で仙豆もできるみてぇだからよ。その腕も仙豆で治るはずだ。」
そういいながら悟空は俺の左腕がある場所を指さす。

そのあと、担当医が来て俺のけがの全容を教えてくれた。
右足の骨折、背骨の骨折、腹部の内出血、そして頭を五針縫ったようだ。
最後に左腕の義手はどうするかと聞かれたが、どうせ仙豆で生えてくるので義手はつけないことにした。

病院での生活は大変だった。
体が動かせないので気でモノを動かす必要がありとても疲れたがいい気のトレーニングにはなった。
悟空は早く体を動かしたいみたいで、ケガもまだ治っていないのにごそごそと動いて医師に怒られていた。ところでバーダックはというと日中の8割を寝て過ごし、怪我がどんどん治っていった。
サイヤ人の体って恐ろしいな…

仙豆ができる一週間前、ブルマたちがナメック星に行くためにあいさつに来ていた。
俺たち病人組はブルマたちを見送り、来る一週間後、体が動かせるようになる日まで体を目いっぱい休めていた。

そんなこんなで一週間後、病院にヤジロベーが仙豆を持ってやってきた。看護師を押しのけて。
看護師や医者があたふたしているのも気にせず。ヤジロベーは俺たちに仙豆を食わせた。
たちまちけがは治り、悟空やバーダックは包帯を力んで破壊し、俺に至っては普通生えないはずの左腕が急に生えてきたので、それを見た医者は腰を抜かしてぶっ倒れた。
(すいませんね…こういう人たちなんですよ。)
自分もその一要因に入っているとはつゆ知らずワサビは心の中で医者に謝っていた。
そのあと医者から二度とこないでくれと言われたんだけどなんでだろうね?

退院した後すぐに俺たちはカプセルコーポレーションに到着していた。
庭の方へ行くと、ブリーフ博士が悟空は地球にやってきたときの宇宙船を改良した宇宙船の最終チェックをしていた。どうやら最高級のCDプレイヤーをつけてくれるらしい。だけどもこのメンバーで音楽が特段好きなやつが(俺含め)いるわけがないので、それはいらないといい、すぐさま宇宙船に乗りナメック星へと向かった。

ブリーフ博士(お~い…何も説明してないんだけど…)

「よし、じゃあ修行をはじめっか。」
そういうと、悟空は重力室の重力を手始めに5倍にする。

「悟空、もっと上げてもいいぞ。」

「ああ、わかった。」
悟空は重力を25倍まで上げた。

ズシッ!!「ぐぎぎぎぎ…」このくらいが今の限界だろう。悟空も俺もかなり重量に押しつぶされている。そんな中バーダックだけはこの重力に対応していた。

「すげぇな…バーダック。オラたち立ってるだけでやっとなのによ…」

「地上げで重力が惑星ベジータの2倍、3倍になってる星にもいっていたからな。俺は一人で修行してるからお前らもとっととこの重力に慣れやがれ。」
と言い、少し離れたところでトレーニングをしている。

「よし、じゃあオラたちも頑張るか。」
こうして俺たちの長いようで短い修行が始まった。

まずはこの重力に慣れなければならない。俺と悟空は少しずつ重力下で歩いたりジャンプしたりを繰り返し、体を慣らす。サイヤ人の特性のおかげか、宇宙船内の時計が0時を指したころ、つまり初めの修行から3時間がたったころ25倍の重力でも普通に動けるようになっていた。

ちょうどお昼なので、地球から持ってきた握り飯約100個をポイポイカプセルから出し昼食とした。
午後になり、俺と悟空は組み手をすることにした。原作では悟空一人で修行していたが、2人で修行をした方がお互いにどんどん戦闘力が上がっていった。そんなこんなでたったの一日でほぼ25倍の重力で自由に動けるようになった。
その時点で夕方の6時になったので今日の修行は終わりにすることにした。

「そろそろ夕飯にするか。」

「よっしゃ!オラもう腹ペコペコだ。」
呑気にそんなことをいう悟空だがここで一つ問題が出てきた。
(あれ…?これご飯どうすればいいんだ?)
お昼はチチさんやブルマのお母さまが握り飯を作ってカプセルに入れてもらったからよかったものの持ってきた料理はそれっきりであとは材料が山のようにあるのみだ。
この中で調理できる奴は…悟空は丸焼きや生でそのまま食べるから調理できるはずがない。
次は…バーダックが料理できるのか…?え?無理じゃない?
そして最後、俺か…カップ麺とTKGならいくらでも作れるぞ。
そんなこんなで宇宙船内での食事は生野菜と魚や肉の丸焼きに決定しました。(´;ω;`)ブワッ
いや多分それでもおいしいんだけどね?ちょっと物足りないよね?
とりあえずその旨をバーダックに伝えるとあきれられた顔をされて、「わかった。飯は俺が作る」といわれてしまった。

大丈夫かな?宇宙人のから揚げとか出てこないかな?

そんな心配をしながら風呂に入って出てくるとテーブルの上に肉や魚のオードブルが大量に盛り合わせてあった。
「すっげぇ!めっちゃうまそうじゃねぇか!!」
悟空はすぐに席に着き吸い込むように品を食べていった。

「バカヤロウ。食うのが早すぎだ。カカロット」
バーダックは最後に特大の皿をテーブルの中心に置き料理を食べ始める。

「バーダック。料理できるんだな。しかも滅茶苦茶うめーぞ!」

「俺のチームのやつら、誰一人として料理のできるやつがいなかったんだよ。だから俺が料理する羽目になったってだけだ。」
確かに料理を見ると野菜が一つも置かれていない。まんまサイヤ人の飯。といえるような料理ばかりであった。

サイヤ人3人だと食欲もものすごく10分ですべて食い尽くしてしまった。

食後数分休憩して、俺は皿洗いをすることになり大量の皿を洗っていた。
ちなみにバーダックは修行をすると重力室に行ってしまった。
悟空?あいつはもう寝たぞ。

時間がたち2日目の朝になった。
これからの修業は簡単だ。重力を上げ、修業し、食って寝て休む。それの繰り返しだ。
それを続け2日目には重力50倍。4日目には重力100倍も耐えれるようになった。
まあその時に悟空と俺は死にかけてしまったんだけどね。
俺は重力50倍にしたときに内蔵が圧に耐えれず破裂。悟空は重力100倍下で動きすぎて体力の限界をむかえ仙豆のお世話になった。バーダックだけはそんなことはなかったがそれは生きていた環境ともともとの戦闘力が関係しているのだろう。俺たちも界王拳を使えば一時的にバーダックを超えれるが、負担が尋常じゃないことぐらいわかっているのでまだこの重力下では使っていない。

サイヤ人の特性で死にかけからの復活で戦闘力が大幅アップするのでこの死にかけたことはどっちかといえばプラスだ。

そして5日目いよいよ最終日になった。
今日の昼に宇宙船がナメック制につく予定となっている。

これで修業も大詰めなので3人で実践形式の組み手をすることになった。
100倍の重力の下で。

「オラの修業の成果、見せてやる!」
「それはこっちのセリフだ。」
「…とっとと始めようぜ。」

こうして三人の戦いの火ぶたが切られた。

パワーバランスでいえば バーダック>>悟空>俺 となっている(界王拳無しで)
だがそれも戦術でどうにかなる。

俺と悟空はバーダックに向かって走りだした。1対1対1ではどうしても勝てないからだ。
俺と悟空は息を合わせバーダックに攻撃を浴びせる。
悟空がバーダックの左足を狙えば俺は右腕を狙う。俺が顔を狙えば悟空は横腹を狙う。
そうして守るのが難しいように乱打を入れる。
しかし俺たちの攻撃は的確に防がれ、さらにバーダックはカウンターまで入れ込んでくる。
重心がずれた俺の左ほほに拳が飛んできた。俺はそれをすんでで躱したが、摩擦で左ほほが切れたようで血が垂れる。

(なんて強さに速さだよ…)
戦闘民族の強さを肌で実感した。だが俺もこれだけで食い下がるわけにはいかない。
俺は構えをとった。
悟空が重力室の壁を蹴りバーダックの背後をとった。
今しかない。俺と悟空はバーダックを挟み再び乱打を浴びせる。
俺は蹴り技をメインに、悟空は殴りをメインにバーダックを翻弄する。
だがバーダックは慌てずに気を一瞬、爆発的に開放し、衝撃波を放った。俺たちは壁に向かって吹き飛ばされる。しかし壁を蹴り反動でバーダックへの距離を詰めて、お互いに上段回し蹴りをする。バーダックはニヤリと笑みを浮かべ姿勢を低くする。しまった。これでは同士討ちになる。
しかしすでに乗った勢いは止まらず俺と悟空はお互いに蹴りを食らった。

が、痛みは通らない。なぜならその実体は淡い残像となり消えたからだ。
残像拳。さすがにここまでは読めなかっただろう。俺と悟空は残像をだして上に飛び上がりそこから飛び蹴りを放った。手ごたえはある。

「面白いことをしてくれるじゃねぇか。流石に今のは効いたな」
バーダックは嬉しそうに言う。流石はサイヤ人だというべきだろう。

「今のでもやれねぇんか。やっぱつええな。バーダックは」
悟空もそんなこと言いながら嬉しそうだ。

「まだたんねぇな。もっとやるぞ!」
「もちろんだ」
「かかってこい」

俺たちはナメック星につくぎりぎりまで組み手をしていた。




あと十分でナメック星に到着する。
そんな時間まで俺たちは修行に明け暮れていた。当初の予定では昼食をとってからナメック星に到着する予定だったのだか、組み手が白熱しすぎてすっかり時間オーバーだ。
仕方がないので一人一個仙豆を食べ、組み手の疲労と空腹感を打ち消した。
 
 

 
後書き
キリがいいので終わりにします。次回はナメック星に到着してからです。
今回なんかいつもの2倍文字を書いたんですけどどっちがいいですかね?
それとコメディも多めにしてみたつもりなんですがどうでしょか?コメントで感想お待ちしております(*- -)(*_ _)ペコリ

・仙豆について
 自分は仙豆で無くなった部分も復活すると思うんですけどどうでしょうかね?
 未来偏の時にトランクスも未来悟飯にそんなこと言ってた気がします。
 でもそれなら口に仙豆を含んだ状態で首を切られた瞬間に仙豆をかんで飲むと首から下が全部生 えてくるんですかね?そうなると結構恐ろしい豆ですね(笑)

・バーダックは料理ができるのか?
 これは完全に作者の判断なんですが、嫁のギネに教わってるような気がします。
 でもこれは作者の完全な妄想なんで悪しからず。
 ちなみにこのバーダックは超と原作、両方を合わせた感じになっています。
 なので嫁はギネでバーダックチームは健在です。
 これについてはまた後の方で解説していくのでよろしくお願いします。

・今の仙豆の数
もともと8個→悟空とワサビが一個ずつ食って6個→一人一個食って3個です。

最後に戦闘力一覧
 
悟空:約1万弱→約12万 (原作は8万)
ワサビ;約5000→約10万
バーダック:約1万強→15万

こんな感じです。では次回もお楽しみください。
 
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