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神々の塔

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第十六話 ローマの中でその七

「お付き合いがある、それでな」
「お友達と考える人もやね」
「いるかも知れんし」
「芥川君の親戚の人みたいな考えの人も」
「それでな」
「そこも色々かも知れへんねんやね」
「ツイッターのフォローしてくれる人が友達とか」
 そうしたというのだ。
「考えの人もおるやろし」
「それやと何千人もって人おるね」
「フェイスブックでもな」
 こちらの友達登録もというのだ。
「そう考える人もな」
「おるかも知れんし」
「友達の概念もな」
「その人それぞれやね」
「そやろな、まあ僕等はな」
「十星連合の星の人等は」
「立場はあるわ」
 それぞれのというのだ。
「天地人でな」
「それぞれの星の人がいて」
「僕等十人の神星がおる」
「そやね」
「それぞれの星でランクがあるのはな」  
 レベルとステータス、特技のというのだ。
「紛れもなくな」
「あるね」
「それぞれの役職の違いもな」
「私達神星は十人共要職にある」 
 十星連合のとだ、リーは言った。
「閣僚やったりな」
「最高裁のトップとか参謀総長とか」
「そうしたな」
 まさにというのだ。
「国家のな」
「要職やね」
「それにあってそれぞれの星の者も閣僚やったりな」
「それぞれの地域の責任者で」
「軍の階級も持ってる」
 地域では州や省の知事の上にあり軍では元帥となっている、どちらにしても閣下と呼ばれる立場である。
「そうしたな」
「要職にあって」
「やっぱり立場の違いはな」
 星の者同士でというのだ。
「あるわ」
「そやね」
「起きた世界やと学年の違いがな」
 リーはこちらのことも話した。
「どうしてもな」
「あるね」
「先輩後輩のそれがな」
「どうしてもあるけど」
「そやけどな」 
 それでもとだ、リーは綾乃に話した。
「芥川が言う通り友達や」
「十星連合の星の人等は」
「まあ三星枢軸でもな」
 今現在十星連合から見て最大の敵である彼等もというのだ。
「起きた世界やと三年生同士ということもあり」
「仲間同士で」
「友達同士とな」
「公の場を離れたらやね」
「そうなってるけどな」
「公の場でもタメ口同士で」
「それぞれの役職で呼び合いつつな」
 そのうえでというのだ。
「そうしてるわ」
「そやね」
「欧州は騎士団で」
 リーは今度は彼等のことを話した。 
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