ドリトル先生と山椒魚
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第八幕その十二
「そうですね」
「だからそう思うんだよ」
「自分がこの世で一番偉いと」
「けれどそう考える人はね」
「実は、ですね」
「何でもなくて」
それでというのです。
「かなりね」
「駄目ですね」
「そうだよ」
実際にというのです。
「そうもね」
「信仰も忘れない」
「僕は心掛けているよ、あと分布はね」
このお話に戻るのでした。
「あくまで今で」
「頭に入れていても」
「発見で変わることはね」
このことはというのです。
「よくね」
「覚えておくことですね」
「そうだよ」
まさにというのです。
「さもないとね」
「失敗しますね」
「そうなるよ」
「学問として」
「だから若しかするとオオサンショウウオも」
「東にいるかも知れないですね」
「その可能性はゼロかというと」
それはといいますと。
「本当にね」
「ゼロではないですね」
「そうだよ、それが学問だから」
「分布を頭に入れても」
「そこにいないとはね」
決してというのです。
「決め付けないことだよ」
「それが大事ですね」
「そうなんだ、ではね」
先生はあらためて言いました。
「明日からもね」
「学んでいかれますね」
「そうしていくよ」
笑顔で言うのでした。
「これからもね」
「そうですか、では」
「うん、今日はお酒を飲んだら寝るけれど」
もうお風呂に入っています、それでなのです。
「歯を磨いてね」
「そうされますね」
「気持ちよくね、そして明日から」
「またですね」
「学問だよ」
「そちらに励まれますね」
「僕の生涯の楽しみの一つにね」
こうも言うのでした。
「そうするよ」
「それじゃあ」
トミーも頷きました、そしてです。
チーズを食べてこんなことを言いました。
「しかしこのチーズも美味しいですね」
「そうだよね」
「どんどん食べられます」
「そして飲めるね」
「そうですね」
「いい感じだよ」
先生もチーズを食べつつ言います。
「本当にね」
「そうですね、じゃあ今夜は」
「こうしてね」
「ワインを楽しまれますね」
「そうしていこう」
こうお話してでした。
先生はワインも楽しみました、そうしてまた次の日から学問を楽しむのでした。
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