新オズのカボチャ頭のジャック
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第八幕その十
「とても大きな川が流れていて」
「そうしてだね」
「その周りに密林が拡がっていて」
そうなっていてというのです。
「色々な生きものが沢山いるのよ」
「それがアマゾンなんだ」
「そうなの、オズの国でも特に凄い場所の一つよ」
「僕もオズの国に生まれて百年以上経ってね」
そうしてと言うジャックでした。
「色々な場所に行ってきて」
「知ってるでしょ」
「うん、けれどね」
それでもというのです。
「行ったことのない場所もあって」
「その目では見ていなくて」
「それでね」
「知らない場所もあるのね」
「うん、これまで色々な場所に行っても」
それでもというのです。
「まだね」
「行ったことのない場所もあるのね」
「どうもね、けれど機会があったら」
「ええ、行ってみてね」
「そうするね」
ジャックはオズマに笑顔で応えました、そしてです。
バーベキューを食べ終わるとデザートのドーナツを食べます、その頃にはもう生きものの皆も食べ終えています。
お互い食べ終わったのを見てです、恵梨香は言いました。
「今度は何をして遊ぼうかしら」
「それならだよ」
狐が言ってきました。
「これから僕達と一緒にワンゲルはどうかな」
「ワンゲル?」
「山の中を歩いてね」
そうしてというのです。
「見て回ってね」
「遊ぶのね」
「それはどうかな」
「いいわね」
オズマは狐の提案に笑顔で応えました。
「午前は釣りや石遊びをしたし」
「午後はですね」
「何をしようかと考えていたけれど」
「狐さんが提案してくれましたし」
「それならね」
是非にというのです。
「ここはお誘いに乗って」
「そうしてですね」
「山に案内してもらって」
「そこで、ですね」
「ワンゲルをしてね」
そうしてというのです。
「楽しみましょう」
「そうするんですね」
「そうして身体を動かしたら」
そうすると、というのです。
「それはそれでね」
「楽しいですね」
「身体を動かせてね」
そのうえでというのです。
「色々な景色を観られて」
「山の中の」
「いいわよ、だからね」
それでというのです。
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