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新オズのカボチャ頭のジャック

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第八幕その四

「この石は」
「宝石みたいに輝いていないけれどね」
「輝くから奇麗とは限らないわよ」
「色々な奇麗があるね」
「そしてよ」
「この石もだね」
「凄く奇麗よ、この石は貴方が持つといいわ」
「僕がなんだ」
「だって貴方は見付けて拾ったでしょ」
 ジャックに笑顔を向けて言うのでした。
「だからね」
「僕のものしていいんだ」
「ええ、そしてね」
「そして?」
「ここに皆で来た記念にもね」 
 その意味でもというのです。
「大事に持っていてね」
「この奇麗な石が僕の思い出になるんだ」
「そうよ」
 まさにというのです。
「これからね」
「この素敵な石がだね」
「思い出が入ってね」
「そうなるんだね」
「どうかしら」
「いいね」 
 ジャックはオズマのお話に頷いて応えました。
「それじゃあね」
「これからはね」
「この石を持って帰って」 
 そうしてというのです。
「それでだよ」
「お家に飾って」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「今回の思い出にしてね」
「そうさせてもらうよ」
「是非ね。ではね」
 オズマはあらためて言いました。
「もうお昼だから」
「それでだね」
「お昼ご飯を食べましょう」
 こう言うのでした。
「バーベキューをね」
「これから出すんですね」
「ええ、テーブル掛けからね」
 恵梨香にも応えます。
「そうするわ」
「それじゃあ」
「今から食べましょう」
 こう言ってでした。
 オズマはバーベキューを出しました、お肉にお魚にお野菜が網の上で焼かれていて皆で食べます。そうしてです。
 恵梨香は鮎をバーベキューで焼いたものを食べつつ言いました。
「美味しいわね」
「うん、お肉もいいけれど」
「お魚もいいよね」
「川魚をこうして焼いても」
「バーベキューにしても美味しいわね」
 神宝達四人も言います。
「これはね」
「凄くね」
「そうだね」
「あっさりとしていて」
「お塩で味付けしてだけれど」
「そうよね、川魚もね」
 こちらのお魚もというのです。
「美味しいわね」
「オズの国は川や湖でも外の世界だと海にいるお魚もいるけれどね」
「純粋な川魚もいて」
「そうしたお魚もこうして食べると」
「美味しいね」
「バーベキューにしてもね」
 こう四人に言うのでした。 
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