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仮面ライダーリバイス 禁断の力

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第一章

                仮面ライダーリバイス 禁断の力
 再びバイスと会い彼と共に戦った五十嵐一輝はこの時実家のしあわせ湯において働いていたがその時にだった。
 父の五十嵐元太に風呂場の床にブラシをかけている時にこう言われた。
「一輝、お店開いたらな」
「ああ、そうしたらだよな」
「今日は番台頼むな」
「わかったよ、父さん」
 五十嵐は父に笑って応えた。
「それじゃあな」
「ああ、今日はお前の当番だからな」
「やらせてもらうよ」
「しかしお前ラーメン屋のアルバイトもしてるんだよな」 
 父はここでこのことを言った。
「まだな」
「そうだよ、折角採用してもらったしさ」
 五十嵐は父に笑顔で応えた。
「それならさ」
「辞めないでか」
「しっかりとな」
 笑ったまま話すのだった。
「やらせてもらわないとな」
「それでか」
「そっちは当番じゃない日にだよ」
「番台にいない時にだな」
「やらせてもらってるよ」 
 こう父に話した。
「楽しくな」
「そうか、お前が楽しいならいいさ」
 元太は五十嵐の返事を聞いて笑顔で応えた。
「ならアルバイトの日はな」
「そっちでな」
「頑張って来いよ」
「そうしてくるな」
「ただずっと働いたままも疲れるから」
 母の幸実も言ってきた。
「だからね」
「程々にか」
「一週間に一回位はよ」
 その割合でというのだ。
「休まないとね」
「毎日しっかり寝てるけれどな」
「休日もよ」 
 これもというのだ。
「しっかりとね」
「取らないと駄目か」
「さもないとね」
 それこそとだ、母はさらに言った。
「身体壊すわよ」
「大丈夫だと思うけれどな」
「大丈夫じゃないわよ、お風呂屋さんもやってよ」
「それでラーメン屋のアルバイトもってなるとか」
「流石にね」
「働き過ぎか」
「そうよ」
 まさにというのだ。
「だからよ」
「週に一回でもか」
「休みなさい、働き過ぎも問題よ」
「けれどラーメン屋さんも人手がさ」
「そのお節介が兄貴なんだよな」
 弟の五十嵐大二がモップ掛けをしながら笑って言ってきた。
「兄ちゃんの」
「全くだな」
 彼の悪魔であるカゲロウも言ってきた。
「こいつのこれは変わらないな」
「全くだよ、働き過ぎって言われてもな」
「それでも止めないからな」
「兄ちゃんのこれはな」
「どうあっても変わらないな」
「お父さん見てよ」
 今度は末妹の五十嵐さくらが言ってきた。
「いつも気ままじゃない」
「待て、お父さんはいつもお前達のことをな」
「そうだけれど普段はね」
「気ままか」
「この前の動画だって」
 さくらは父が放送しているこちらの話もした。 
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