おぢばにおかえり
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第七十三話 態度が少しその二十七
「怨まれるからね」
「そうですよね」
「嫌いな相手には嫌われてもいいのね」
「こっちも嫌いなんで」
「それでなのね」
「はい、もう徹底的にやります」
「それで嫌がることもするのよね」
「調べて。気にしていることを言って」
「その一面なおさないと仇になるわよ」
こう言っておきました。
「いいわね」
「悪いんねんにもですか」
「なるわよ、全く普段は明るくて公平なのに」
このことはわかります。
「殆どの人が親切だっていうし」
「有り難い評価です」
「嫌いな相手には全然違うわね」
「全否定ですね」
「親戚の人もそうよね」
「挨拶しなくて睨みますね」
「それもよくないから」
どうもお祖母さんのお一人にもそうらしいですし。
「露骨に顔に出し過ぎだしね」
「それありますね」
「態度にもね」
「いいことは大声で悪口はもっと大声で」
「陰口も言うのよね」
「聞こえる様に」
「それじゃあ先輩達と一緒でしょ」
新一君が見る長池先輩達とです。
「相手が傷付いてもいいのね」
「あえて思いきり」
「そうした性格本当になおしてね」
心から思いました。
「新一君が許さない相手も新一君を許さないから」
「絶対にですよね」
「そうなるからね」
「やったらいけないことですね」
「そうよ」
もう絶対にです。
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