その小さな女の子のことが気になってしまったんだが、どう接していけばいいんだろう
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7-7 ななの 初ゴール
それから3週間後、又、ななの達の試合があって、1対1の引き分けだったそうだ。だけど、待望の初めての得点が入ったというので、帰ってきた彼女達は明るかった。
「良かったなー ななの 点が入ったんだってな」
「ウン ゴール前でね 私 ボールに足伸ばすようにしたら、あたって入っちゃったー」
「ななのが入れたのか? すごいじゃん」
「ふふっ たまたま だよ」
「でも たまたまが重なって そのうち 狙って入るようになるよ」
「なんか 私等 すごく うまくなった気がするよ でも 向こうは主力メンバーじゃぁないんだけどネ」
「そうか でも 徐々にな」
「なぁ シュウは初恋っていつ?」
「なんだよ いきなり ・・・よく わからないけど 小学校の時かな」
「ふーん どんな子?」
「そうだなぁー 雰囲気はななのに似ているかもしれない 隣の席でな 転校生 だけど1年ほどで また 転校して行ってしまった 最後の時、手紙書くからネって言っていたけど 結局 こなかった」
「そうかー 私に似てるのかぁー その子 どうしたんだろうネ 転校してったとこで、好きな子ができたのカナ」
「ななの そ~いう風に 他人の夢を壊すようなことを言うのって 性格悪いぞー」
「そーじゃぁないよ! ひがんでるの! その子のこと」
「なんも ひがむこと無いじゃぁないか ななのは 今 僕とここに居るじゃあないか」
「そーだね 恋人になれない私がね」
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