新オズのカボチャ頭のジャック
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第四幕その十一
「見事であるぞ」
「それは褒め過ぎじゃないかしら」
「いやいや、確かにな」
綺麗な和菓子、食べるのが惜しい位のそれをとても美味しそうに食べながらそのうえで言うのでした。
「オズマ姫の政はじゃ」
「いいのね」
「このまま頑張ってもらいたい」
「それじゃあね」
「これからどんどんじゃな」
「オズの国をよくしていくわ」
オズマも約束しました。
「これからもね」
「そうされるな」
「オズの国は何処までもよくなるから」
そうした国だからだというのです。
「これからもね」
「政に励み」
「そしてね」
「よりよい国にしていかれるな」
「そうしていくわ」
こう言うのでした。
「思えば百年以上前とも全然違うし」
「あの、ドロシーが最初に来た時とね」
ジャックが言ってきました、彼とかかしに樵そしてガンプは飲んで食べる必要がないので雰囲気を楽しんでいます。
「オズマと二人で旅に出て行方不明になって」
「皆で探してくれた時ね」
「それだけを比べても」
「オズの国は全く違うわね」
「色々な人達が出て来て」
そうなってというのです。
「それで色々なものもね」
「出て来たわね」
「潜水艦も出て来たし」
こうしたものもというのです。
「本当にね」
「確かに変わったわね」
「そして今はね」
「テレビもパソコンもあって」
「ヘリコプターやジェット機もあってね」
「携帯電話もあるわ」
「かなり変わったよ」
そうなったというのです。
「別の国みたいにね」
「ええ、列車もね」
「今は電車だね」
「リニアモーターカーもあるわ」
「科学だけでなく魔法も使った」
「そうしたね」
こうオズマにお話します。
「凄いものがどんどん出て来て」
「変わったわね」
「自動車も出てね」
「変わったね」
「オートバイも出て」
「お空を飛べる様になったよ」
こうお話するのでした。
「今ではね」
「ドローンもあるし」
「今のオズの国もね」
「そうね、本当に」
オズマも頷きます。
「昔と全く違うわ」
「そうだよね」
「そうなったのもオズマ姫の善政があればこそ」
信長さんは笑ってお話しました。
「我等も楽しく過ごせる」
「今みたいに」
「実はここには武田殿も上杉殿もおられるが」
「武田信玄さんに上杉謙信さんだね」
「そうじゃ、あの御仁達もおられるが」
ジャックにお茶を飲みつつ応えました。
「仲良くしておるぞ」
「それもいいんだね」
「わし等は外の世界ではいがみ合っておったが」
それがというのです。
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