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イベリス

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第九十二話 合宿を終えてその三

「励んでるのよ、何か節約も」
「それもなの」
「楽しいわよね」
「無駄遣いがなくなるから」
「だからね」
 それでというのだ。
「私節約もね」
「好きなのね」
「お弁当好きで」
「お茶をペットボトルに入れることも」
「それもね」 
「節約になるから」
「好きよ、それにペットボトルは飲み終わったら水筒より軽いから」
 そうなるからだというのだ。
「その意味でもね」
「いいのね」
「私としてはね」
 咲は言った。
「後が軽いからね」
「ペットボトルの方がいいのね」
「それを使える限りね」
「使っていくのね」
「それに水分はね」
 こちらのことをだ、咲はさらに話した。
「バイト先でもお茶頂けるから」
「紅茶だったわね」
「店長さんがお好きだから」
「飲めるのね」
「だからね」
 それでというのだ。
「お茶も持っていくけれど」
「水分補給は心配ないのね」
「そうなの。夏はアイスティーもあるし」
「暑いからなのね」
「ホットが普通だけれどね」 
 それでもというのだ。
「店員用の冷蔵庫にいつもなの」
「アイスティーがあるの」
「だからそれ飲めるからね」
「水分補給は問題なしね」
「実際私も他の人達も結構飲んでるの。アイスティーがなくなったらすぐに作るしない時はその時でね」
「ホットティー飲むのね」
「そうしてるわ」
「紅茶があるのはいいわね」
 母もそれはと応えた。
「紅茶も美味しいし栄養あるのよ」
「ビタミンね」
「お抹茶が一番あるけれど」
 このお茶のビタミン保有量は中々侮れないものがあるのだ。
「他のお茶にもあるしね」
「紅茶にもなのね」
「ペットボトルの紅茶にも書いてあるでしょ」
「ええ、中にビタミンも入ってるってね」
「だからね」
 それでというのだ。
「紅茶を飲んでもよ」
「ビタミン補給出来るのね」
「そう、どんどん飲んでね」
「紅茶も」
「お店のものだから他の人も考えてだけれど」
 それと共にというのだ。
「ちゃんとね。水分補給も兼ねて」
「夏だし余計になのね」
「よく飲みなさいね」
「そうするわね、それでペットボトルに麦茶も入れて」
 家のそれをとだ、咲はまたこちらの話をした。
「そうしてね」
「飲むのね」
「そうするわ」
 笑顔で言って実際にだった。
 咲は弁当とペットボトルに入れた麦茶を持ってアルバイトに出た、そうして店に入るとすぐに速水に挨拶をした、すると。 
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