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新オズのカボチャ頭のジャック

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第三幕その十二

「それでよ」
「それは凄いね」
「いやあ、わしは何もしてないよ」 
 イノウエさんはここでも笑って言いました。
「本当にね」
「この人はそう言うけれどね」
「それでもなんだ」
「この人のお陰で土はよくなってね」
 そうなってというのです。
「こうして水田もね」
「出来たんだ」
「それでこうしてよ」
「色々なものが採れるんだ」
「そうよ、畑では沢山のお野菜を作ってるしね」
 そちらではそうしているというのです。
「そっちもね」
「いいんだ」
「かなりね」
 実際にというのです。
「今はね」
「やっぱりお米は素晴らしいわね」
 オズマも水田を見てにこりとして言いました。
「だからこそね」
「今回はだね」
「開拓でね」
 ジャックに応えて言います。
「とても立派な水田にするわ」
「そうするんだね」
「お米は収穫高が凄いから」
 だからだというのです。
「沢山あるとね」
「大勢の人がだね」
「楽しくお腹一杯食べられるから」
 そうなるからだというのです。
「是非ね」
「開拓するね」
「そしてね」
 それと共にというのです。
「南瓜畑もね」
「作るんだね」
「こちらも広いものをね」
「それで沢山作るんだね」
「南瓜は栄養の塊だから」
 今度は南瓜のお話をするのでした。
「ただ美味しいだけじゃなくて」
「それ皆が言うね」
「だからね」
 それ故にというのです。
「こちらもね」
「かなり作るんだね」
「そしてね」
 そのうえでというのです。
「皆がね」
「南瓜を沢山食べられる様にするんだ」
「今以上にね。南瓜は煮てもいいし」
「バーベキューで焼いたりもするね」
「コロッケに入れたりシチューにもよ」
「入れるね」
「そしてスイーツに使ってもね」
 そちらでもというのです。
「いいからね」
「沢山あっても困らないね」
「だからね」
「作るね」
「大々的にね」
「そうだよね」
「お米に南瓜」
 この二つだというのです。
「今回はね」
「作るのは」
「開拓、開墾をしてね」
 そのうえでというのです。
「そしてよ」
「皆が楽しく食べられる様にするね」
「そうするわ、ではその為にもね」
「今はだね」
「北に進んでいくわ」
 こう言ってでした。
 皆先に先に進んでいきます、そのうえで水田そして南瓜畑にになろうとしている開拓地に向かうのでした。 
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