八条学園騒動記
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第六百八十九話 作って食べるとその八
「お外で食べることも多くて」
「それでもうね」
「一気に豪快に」
そうしてというのだ。
「作ってだよ」
「食べるわね」
「大量にね」
「そこはカナダと同じね」
「連合の他の国ともね」
「そうよね」
「連合で少食は」
これはというと。
「まずね」
「ないものよ」
クララは言い切った。
「本当にね」
「そうなんだよね」
「お腹一杯ね」
「たらふく食べてこそね」
「連合よね」
「エウロパみたいに少食は」
それはというと。
「おやつにもだよ」
「ならないわね」
「あいつ等本当にね」
エウロパの者達はというと。
「物凄くね」
「少食よね」
「あれだけで足りるか」
「というか生きていけるか」
「栄養失調でね」
食べるものがあまりにも少なくてというのだ、ベンは冗談半分だが後の半分は本気でクララに対して語った。
「倒れるよ」
「そうよね」
「連合だとね」
「連合はね」
クララも言った。
「沢山食べてね」
「沢山動く」
「そうした考えだから」
「エウロパ貴族なんてね」
「あいつ等働かないでしょ」
クララは連合で考えられていることを話した。
「全く」
「貴族は働かないよ」
ベンも断言した。
「もうね」
「平民をこき使ってね」
「働かせてね」
そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「自分達はね」
「もう遊んで怠けて」
「舞踏会とかばかりよね」
「楽しんでるよ」
「ふざけてるわね」
「全く以てね」
それこそというのだ。
「最悪だよ」
「そうよね」
「まあ世の中大飯食らいで働かない人もいるけれどね」
ケイトはそうした輩の話もした。
「残念なことに」
「うん、いるね」
ベンもそれはと答えた。
「実際に」
「そうよね」
「働かないでね」
ベンはさらに話した。
「人の家に親戚とはいえ今日行くって言ってね」
「上がり込んでね」
「お邪魔しますも言わないでね」
そうして上がってというのだ。
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