八条学園騒動記
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第六百八十九話 作って食べるとその二
「豪快にだよ」
「一気にね」
「ワイルドにね」
まさにその感じでというのだ。
「作っているよ」
「そうしてるわね」
「まあマヨネーズやチーズもね」
「よく使うわね」
「そうしているけれど」
それでもというのだ。
「これがね」
「カナダやロシアみたいにね」
「もう意図して」
寒さに対する為にというのだ、尚オーストラリアはそうした寒冷地が少ない星系が多かったりする。
「摂取することはないね」
「そうよね」
「まあカロリーはね」
クララが言ってきた。
「摂り過ぎるとね」
「太るよ」
「そうなるわね」
「もうこのことはね」
「言うまでもないわね」
「それこそね」
最早というのだ。
「当然のことよ」
「そうよね」
「昔のロシア人は太ってたけれど」
特に成人女性がだ。
「それはね」
「寒さに対する為よね」
「太らないと」
つまり身体に脂肪を蓄えないとだ。
「さもないとね」
「寒さによね」
「耐えられないからね」
「厚着をして」
「そしてウォッカを飲んで」
そうしてであったのだ。
「窓やドアは三重で」
「冷気を遮断して」
「そうしてね」
そのうえでというのだ。
「暮らしていたんだよ」
「全部寒さの為ね」
「貴族はドレス着てたけれど」
近代化以降のことだ。
「フランス風のね」
「それは辛そうね」
「勿論寒くて」
その為だ。
「何かと大変だったみたいだよ」
「ドレスはデザインはよくても」
「薄着だから」
その為にだ。
「特にペテルブルグだと」
「首都の」
「特に寒かったから」
北極間にあった、寒いのも当然だ。
「そうだったからね」
「それでよね」
「もうね」
それこそであったのだ。
「大変だったよ」
「そうよね」
「それで今も寒い場所が多いから」
「ロシアもカナダも」
「そのせいでね」
「カロリー高いのね」
「そうだよ」
その食事はというのだ。
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