恋愛スパーク
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第四章
「一緒に公園とか歩いたりお互いのお部屋に行ったり」
「お部屋行く関係なの」
「あんた達もうそこまでいってるの」
「また進んだわね」
「それでゲームとかしてるの」
こう言うのだった。
「休みの日はね」
「じゃあ手をつないだり?」
「キスとか?」
「もっと先も?」
「えっ、そんなのしてないわよ」
手をつないだり等はとだ、絵里奈は顔を真っ赤にして否定した。
「とても、私も彼もね」
「えっ、そうなの」
「お互いのお部屋行っても」
「そうなの」
「そうよ、けれどね」
それでもというのだ。
「私達とても」
「進んでると思ったら違うの」
「意外と純情なのね」
「というか案外ヘタレ?」
「ヘタレって言われても」
それでもというのだった。
「そうしたことはね」
「やれやれね」
「頭の中がそれで一杯だからこれはって思ったけれど」
「実は違うのね」
「そうなのね」
「そう、だからね」
それでというのだ。
「そうしたことはしないから」
「そうなのね」
「それじゃあね」
「これからの進展に期待するわ」
「そうさせてもらうわ」
「何かもう進めるとか考えられないけれど」
頭の中はそれで一杯だがというのだ。
「これからやっていくわ」
「そうなのね」
「じゃあ頑張ってね」
「思いは強いのはわかっているから」
「それじゃあね」
「これからも彼と一緒にいるわね」
絵里奈は満面の笑みで応えた、そうして恋愛だけでなく部活等の学校生活も楽しんでいったが常にだった。
その頭の中はいつも彼が頭にあった、そうしていつも彼のことを周りに話して部活の音楽にもそれは出ていた。そうして過ごした高校生活は彼女にとって掛け替えのないものでありそれからの人生も決めたものになったのだった。恋愛はどういったものか知ることが出来たので。
恋愛スパーク 完
2022・7・18
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