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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第二百七話 川口ヨシキ その3

第二百七話 川口ヨシキ その3

「アイツ」がネットの掲示板の書き込んだ殺害予告を見たネットユーザーの一部が断罪者に覚醒して、大量殺人犯で元断罪者の川口ヨシキを刃物で襲った。
「アイツ」が掲示板の書き込みに狂撃波動が仕込んだせいで、その書き込みを見た多くのネットユーザーが断罪者に覚醒、もしくは断罪者に後天的に覚醒するリスクを背負うことになってしまったのだ。
これが狂撃波動↓だ!
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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俺は依頼人である川口ヨシキを守るために、国内のリンクマスターの代表たちに招集をかけた。
国内のリンクマスター協会の会議室に、俺を含めて8人のリンクマスター代表が集まっていた。
リンクマスター・関東代表・石間コウイチ
リンクマスター・北海道代表・松本セイト
リンクマスター・関西代表・榊原チズオ
リンクマスター・中部代表・櫻井ナツコ
リンクマスター・四国代表・鶴鶴タカヒロ
リンクマスター・中国代表・鈴木リサ
リンクマスター・九州代表・成海タツオ
リンクマスター・近畿代表・八巻ルナ
まず最初にリンクマスター・四国代表・鶴鶴タカヒロが口を開いた。
「あの凄腕リンクマスターの石間さんが我々に頼み事とは珍しいですねぇ」
「俺がみんなに頼みたいことはすでに、電話で話した通りだ。今、全国の警察が各県に住んでいる狂撃波動を仕込まれた例の書き込みを見たネットユーザーを特定して警察署に集めようとしている。俺を含めたお前たちリンクマスターとその部下とで、全国の例の書き込みを見たネットユーザーを『狂撃刀』で正常な状態に戻してほしい」
『狂撃刀』とは、狂撃刀を手に持った人間の生命力をエネルギーとして、狂撃刀から狂撃波動を放つことができる刀のことである。
しかし、狂撃刀から狂撃波動を放つことで消費される生命力は莫大であり、リンクマスター協会では一日に狂撃刀から放ってい狂撃波動の回数は3回までと決められている。
狂撃刀から3回以上、狂撃波動を放つと、狂撃刀の持ち主は、良くて廃人、悪くて絶命すると言われている。
ちなみのこの狂撃刀の所持には国家試験に合格する必要がある。
鶴鶴タカヒロが俺に疑問を提示してくる。
「石間さんねぇ、言いたいことはわかりますが、掲示板の書き込みに狂撃波動を仕込むなんて芸当、ちょっと僕には理解できませんねぇ」
リンクマスター・九州代表・成海タツオが鶴鶴タカヒロに続いて愚痴をこぼす。
「情報が少ないと、やっぱつらいわ...!」
「お前たちが理解する必要はない、俺は事実を述べただけだ」
俺の言葉にリンクマスター・中部代表・櫻井ナツコが意を唱える。
「本当ならこっちもこっちで、それぞれ個別で抱えている依頼があるんだ、それを全部キャンセルして、今日ここに集まったのだから、そういう言い方はフェアじゃないと思うわ」
「とにかく、今回の事件の黒幕について知っていいのは、各国のトップと俺だけだ。お前たちは無用な詮索をせずに俺に言われた通りに動けばいい」
俺の言葉にリンクマスター・中国代表・鈴木リサが激怒する。
「だから!そういう言い方が気にくわねぇって言ってんだ!私たちに協力してほしいなら、もっとちゃんと事情を説明しろ!」
成海タツオが鈴木リサに続いて愚痴をこぼす。
「言い方が乱暴だと、やっぱつらいわ...!」
「お前たちが今回の事件の主犯格について知れば、最悪、お前たちが死亡する可能性がある、それでも知りたいの?」
俺の最終警告を聞いてもなお、リンクマスター・関西代表・榊原チズオが俺に質問してくる。
「私は石間さんに言われた通りに動くつもりだが、その前に一ついいかい?まず、今回の事件の主犯格を捕まえないかぎり、何度、ネットの例の書き込みを削除しても意味がないと思うんだよね、削除されたら、別の掲示板サイトに例の書き込みをすればいいだけなんだから」
榊原チズオの質問にリンクマスター・北海道代表・松本セイトが同意する。
「榊原さんの言う通りだ、そのへんを何とかしてくれないと、我々がいくら努力しても、ただのイタチごっこだ」
成海タツオが松本セイトに続いて愚痴をこぼす。
「頑張っても意味がなかったら、やっぱつらいわ...!」
「警察がすでにネット上にある全ての掲示板サイトを調べて狂撃波動が仕込まれた書き込みを削除してくれたから、そのへんは安心してほしい。そんで今回の主犯格については俺に任せろ、俺が一人で決着をつけるし、その準備もしてある...」
俺の発言を鶴鶴タカヒロが茶化してくる。
「さっすが、国内で唯一の狂撃波動の使い手!頼もしいですねぇ!おっと失礼、正確には国内で二人でしたか?」
鶴鶴タカヒロの爆弾発言に他のリンクマスターたちがざわつき始める。
鶴鶴タカヒロの発言に櫻井ナツコが反応する。
「お前、今回の事件の主犯格を知っているのか?」
「知るわけないだろ、でも石間さんの話を聞く限り、書き込みに狂撃波動を仕込むことができるということは、つまり、そういうことだ。そうでしょう、石間さん?」
「お前、あんまり今回の事件の主犯格について深入りすると、マジで死ぬぞ」
「なら死なずに済むように、もっとその主犯格について教えてください、石間さんの言っていることが本当なら、我々だけでなく、部下の命にも関わるんだ」
「なら、はっきりと教えてやる、今回の事件の主犯格、『アイツ』にしてみれば、お前らの持っている狂撃刀なんておもちゃみたいんなもんなんだよ!『アイツ』に殺されるのが嫌なら俺に言われた通り、とっと動け、おわり!解散‼」
リンクマスター・九州代表・成海タツオが愚痴をこぼす。
「『アイツ』ね...にしても、休日出勤はやっぱつらいわ...!」
俺は一人、全ての決着をつけるために『アイツ』に会いに行く。

次回予告 川口ヨシキ その4 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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