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ハッピークローバー

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第六十二話 青く奇麗な海を観てその五

「特にそうなるからよ」
「より注意することですね」
「先生これでも下にティーシャツと半ズボン着てるのよ」
「あっ、私もです」
 一華は先生の言葉を受けてすぐに答えた。
「そうしてます」
「それならいいわ、兎に角ね」
「これからはですね」
「飲んでもいいけれど」
「二日酔いになった時は朝にお風呂で」
「はだけない様にするかよ」
「はだけても大丈夫な様にですね」 
 一華はまた応えた。
「下に着ておくことですね」
「着ていない娘は見られたくなかったら今から着てきなさい」
 先生は今度は部員全員に告げた。
「いいわね」
「わかりました」
「そうしてきます」
「今から」 
 着ていない部員達も流石に見られたくないので着に行った、そのうえで夕食の時間になるとであった。
 刺身や天麩羅、酢のものにフライ等を食べてだった。
 酒を飲むが一華は一口飲んで言った。
「広島のお酒美味しいわよね」
「そうよね」
「どんなのかって思ったけれど」
「いいわね」
「広島のお酒も美味しいわね」
「そうよね、いやこれなら」
 一華はコップで飲みつつ部員達に行った。
「何杯でもね」
「いけるわね」
「飲みやすいし」
「海の幸にも合うし」
「これはいいわ」
「ライスワイン最高よ」
 近くにいた女子サッカー部員の娘が言った、金髪碧眼で長身のスコットランドから着た娘である。顔立ちは精悍な感じだ。
「やっぱりね」
「ああ、日本酒って英語だとね」
 一華はその娘に応えて言った。
「ライスワインよね」
「そう言うの、それでね」
「美味しいのね」
「かなりそうでね」
 この娘はおちょこで飲みつつ話した。
「私も大好きなのよ」
「そうなの」
「しかもね」
「しかも?」
「海の幸も美味しいから」 
 肴のそれもというのだ。
「お刺身とかね、烏賊まであるし」
「烏賊?天麩羅の」
「生のもあるけれど」
 見ればそちらの刺身もある。
「これもいいわ、烏賊食べられるなんてね」
「ああ、烏賊そっちじゃ食べなかったわね」
 一華はその娘が烏賊について嬉しそうに語るのを聞いて言った。
「あんたスコットランドよね」
「そうよ、あっちじゃね」
「烏賊食べなかったわね」
「海の幸自体が」
「あまり食べられないかったわね」
「日本程はね」
 そうだというのだ。
「烏賊なんて食べものとはね」
「思われてなかったのよね」
「そうよ、料理番組でもね」
 こちらでもというのだ。
「何とって言ってたのよ」
「烏賊は食べられるって」
「そうね」
「いや、普通に食べられるから」
 横から女子サッカー部の自分達と同じ一年生が言ってきた。 
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