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神々の塔

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第二話 冒険の準備その二

「最低限のものを持ってや」
「やっていくものやね」
「そや、けどな」
「その中で衛生も考えへんと」
「それでや」
「下着もやね」
「必要なだけにしても」
 それでもというのだ。
「幾つかはな」
「持って行ってやね」
「毎日や」
「着替えるべきやね」
「衛生に気をつけんと」 
 さもないと、というのだ。
「わかるかろ」
「病気にもなってな」
「そこから戦力が落ちるわ」
「そや、そやからな」
 そうした事情があるからだというのだ。
「まずはな」
「衛生からやね」
「やってこな」
「それが冒険やね」
「それで下着も出来るだけ持って行って」
「生理用品もで」
「他のものもな」
 冒険に必要なものをというのだ。
「全部や」
「持って行って」
「そしてや」 
 そのうえでというのだ。
「戦っていってな」
「踏破してこな」
「ああ、それで持ってくテントは二つやな」
「男の子と女の子で」
「そや、八人と二人や」
 こう綾乃に話した。
「それでや」
「やってくんやね」
「そしてな」  
 シェリルは綾乃にさらに話した。
「毛布とかシーツもな」
「持ってくね」
「そうするで、荷物はよおさんになるけど」
「小さくして持ち運びやすくして」
「そのうえでや」
「皆で持ってくんやね」
「そや、そしてな」
 そのうえでというのだ。
「十人でや」
「やってくね」
「そや」
 まさにというのだ。
「皆でな」
「力を合わせて」
「私等は冒険ははじめてやけど」
「それでもやらなあかんし」
「力を会わせてな」 
 十人でというのだ。
「やってこな」
「そやね、それで下着やけど」 
 綾乃は自分が持って行くブラを見て言った、見ればその色は純白でデザインはシンプルなものである。
「シェリルちゃん黄色とかピンクとか好きやね」
「そう言う綾乃ちゃんは白とかやね」
「ストライブや水玉もあるけど」
「基本白やね」
「清潔な感じが好きやから」
 綾乃はシェリルに笑って話した。
「水着もそやけど」
「下着もなんやね」
「白系統が好きやねん」
「そうなんやね」
「黒とか紫は抵抗あるわ」
 綾乃は笑ったままこうも言った。 
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