猫カフェの猫達
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第二章
「出会いを待っています」
「飼い主さんに出会えることを」
「それで家族に迎えられることを」
「そうですか」
「はい、幸せを待っています」
店員はこうも言った。
「そうした子達がここにはいます」
「そうなんですね」
「そして色々ありましたが」
その過去はというのだ。
「今はここにいます、私達が責任を持ってです」
「育てられているんですね」
「はい、ですから」
それでというのだ。
「ご安心下さい、そして」
「そして?」
「何時でもいらして下さい」
公佳に微笑んで話した。
「家族に迎えることが出来なくても」
「実私ペット不可のマンションにいまして」
公佳は残念そうに答えた。
「ですから」
「それで、ですめ」
「家族には迎えられないですが」
「それでも構いません、何時でもです」
店員は自分のことを話した公佳に笑顔で応えた。
「来て皆と遊んで下さい」
「わかりました、では」
「何時でもいらして下さい」
こうした話をしてだった。
公佳は店に一時間半程留まってだった。
注文したコーヒーを飲み猫達と楽しく遊んだ、それからも度々店に来てそのうえで猫達と触れ合ったが。
その都度どの子が家族に迎えられたかを聞いて笑顔になった、何時しか猫達の幸せを聞く為に店に来る様になり。
そこから自分のツイッターで保護猫達の紹介をする様になった、彼女も出来るだけのことをして保護猫の活動をする様になった。保護猫カフェに来る様になって。
猫カフェの猫達 完
2023・1・22
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