レーヴァティン
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最終話 世界を見守ることをその三
「乳製品もだ」
「食わせてるんだな」
「チーズやバターにだ」
それにとだ、さらに話した。
「ヨーグルトもだ」
「食わせてるか」
「そちらもそうしているな」
「ああ、バランスよくたっぷりとな」
久志も笑って応えた。
「食わせてるさ」
「そうだな」
「それも本当にな」
「政だな」
「ああ」
その通りだと言うのだった。
「俺も同感だよ」
「そうだな」
「そうしたことをこれからもな」
「していくことだ」
「世界は救ったけれどな」
「それで終わりか」
英雄は問う様にして言った。
「どうだ」
「違うな」
「まだ世界の危機があるしな」
「次のな、そしてだ」
「俺達が治める二つの浮島もだ」
「これからもあるからな」
「だからだ」
それ故にというのだ。
「これからもな」
「やるべきことをやっていかないとな」
「駄目だ」
「そうだよな、じゃあこれからもな」
「治めていく、そしてだ」
英雄はさらに話した。
「見守ることもな」
「次の世界の危機を救う連中の動きをか」
「それもだ」
まさにというのだ。
「一つのだ」
「やるべきことだな」
「俺達のな」
「そうだな、若し連中がどうしようもなくなれば」
「その時が来ればな」
「手助けをするか」
「そうする」
こう言うのだった。
「いいな」
「それじゃあな」
「世界は救われてもだ」
「世界は続いてな」
「次の危機が来る」
「同じことの繰り返しか?」
久志は苦笑いで話した。
「それは」
「堂々巡りだな」
「そうか?」
「結局それがだ」
英雄はにこりともせずに話した。
「人の世だ」
「同じことの繰り返しはか」
「進歩はするが」
それでもというのだ。
「それと共にだ」
「繰り返しもか」
「ある、しかしな」
「繰り返しでもか」
「その都度だ」
まさにというのだ。
「改善していきだ」
「そしてな」
「乗り越えていくことだ」
「俺達にしてもか」
「そうだ、ムーもアトランティスも統一されてだ」
「国家連合になったな」
「安定したと言うべきだが」
そうした状況になったがというのだ。
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