おぢばにおかえり
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第七十二話 キャンバスライフその三十八
「博物館言ってお墓地って」
「一日一万歩以上は確実に歩いてますね」
「もっとじゃないの?」
「二万歩位でしょうか、通学もありますし」
このこともというのです。
「駅から神殿までも距離ありますしね」
「それで参拝の後学校に行ってよね」
「それで学校終わってあちこち回ってですから」
「かなり歩いてるわね、そのせいね」
ここで新一君のスタイルを見ました、すらりとしています。
「新一君痩せてるのね」
「よく食べますけれど」
「よく歩いてもいるから」
二万歩となると尚更です。
「それで痩せているのね」
「やっぱり歩くことはいいことですね」
「そう思うわ、部活に入ってなくても」
部活が嫌いなこともわかるからです。
「それが運動になるしね」
「あと回廊ひのきしんもさせてもらっています」
「それもいい運動なのよね」
神殿本部でさせてもらうそちらもです。
「そうしたこともしているからなのね」
「痩せてますね、実際脂肪率も少ないです」
「休日もおぢばに帰ってきてるしね」
ですから私も毎日みたいに会っています。
「夏休みも冬休みも春休みもよね」
「それでいい汗かいて」
そうしてからというのです。
「図書館で勉強もしてます」
「頭すっきりさせて」
「それからです」
「だから成績も悪くないのね」
「そうみたいですね、僕汗をかくと勉強がはかどるんです」
そうしたタイプだというのです。
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