レーヴァティン
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第二百七十八話 神との戦いその三
流星の術を放ち大雷もだった、炎も起こし。
様々な術でも攻撃を行った、そこにだった。
闇の瘴気のブレスも吐いた、間髪入れずに続けての攻撃だった。
だが誰も倒れずそれどころか怯むことなくだった。
術を使いそれは次第に攻撃の術も加わり。
直接攻撃も出してきた、そのうえで神と戦っていった。
その中でだ、源三は言った。
「皆さん、神を囲み」
「そうしてよね」
「はい、四方八方からです」
双葉に答えて述べた。
「攻めるのです、それに常に縁を描く様に動き」
「攻めるのね」
「そうすればです」
「如何に神といえどね」
「全体攻撃は受けてもです」
それでもというのだ。
「敵の攻撃は定まりません」
「それだけ受けるダメージが減るわね」
「はい、そして」
源三はさらに話した。
「私達も神の横や後ろからです」
「攻められてね」
「次第にです」
「ダメージを与えていけるわ」
「ですから」
「ここはね」
「その様に攻めていきましょう」
こう言うのだった。
「宜しいでしょうか」
「それがいいな」
久志は源三の考えをよしとした。
「そうして戦うか」
「はい、ここは」
「神様が相手だ」
それ故にというのだ。
「工夫に工夫を凝らしてな」
「戦うべきですね」
「だからな」
それ故にというのだ。
「ここはな」
「その様にしてですね」
「戦っていこうな」
「俺もそれでいい」
英雄も言ってきた。
「ここはだ」
「その様にしてですね」
「神を囲んで常に縁を描く様に動いてだ」
こう源三に話した。
「そしてだ」
「そのうえで、ですね」
「戦っていくとだ」
その様にすればというのだ。
「必ずだ」
「勝てますね」
「そうなる、だからな」
「では」
「円を描いていくぞ」
こう言ってだった。
皆クトゥルフを囲み常に時計回りに動いて神に攻撃を定まらせずそのうえで正面からだけでなく横や後ろからもだった。
攻めていった、そうしてだった。
徐々にダメージを与えていった、しかし。
神は倒れない、それで言うのだった。
「考えたが」
「それでもか」
「我を倒すにはだ」
正面から攻撃を仕掛けたばかりの英雄に告げた。
「まだだ」
「及ばないか」
「そうだ、全力で来ているか」
「そうだといえば」
「それで全力ならだ」
そうであるならというのだ。
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