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超地球救済戦記!断罪王Ω〈オメガ〉~戦争もやめねぇ!環境破壊もやめねぇ!バカで愚かな人類は身長170センチ以下の無職童貞ニートの俺が全員滅亡させる‼~

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第百八十三話  断罪王オルトロス 対 デエンノヴォー!ヴァイゴ差魔‼その5 血の海と化す獄害戯児童‼放たれる必殺奥義‼とんかつにバカみたいにソースをたくさんかけるやつは、もうソースだけ飲め‼

第百八十三話  断罪王オルトロス 対 デエンノヴォー!ヴァイゴ差魔‼その5 血の海と化す獄害戯児童‼放たれる必殺奥義‼とんかつにバカみたいにソースをたくさんかけるやつは、もうソースだけ飲め‼

デエンノヴォーが現代の国民達から神の子孫と崇められるのには理由があった。
それは、かつて過去の時代に神に等しき超能力をもつ人間がデエンノヴォーの一族の中に一人だけいたからであった。
そして、現代、その神に等しき超能力の遺伝子を受け継いだのが デエンノヴォーの『ヴァイゴ差魔』だった。
『ヴァイゴ差魔』の能力、『未来予知』と『重力支配』にかつてない程に、肉体と精神にダメージを負う、闇崎ムツト。
それでも、闇崎ムツトは前を向いて『ヴァイゴ差魔』に立ち向かう。
「うるせぇよ!死ね‼俺はお前が予知した未来を破壊する‼」
俺は黒双銃オルトロスを天に向かってかざし、引き金を引いて叫ぶ。
「シンゴ―‼」
俺の衣服は粉々に破れ、筋肉が膨張し、皮膚を鋼鉄の装甲が覆い、全身が巨大化する。
断罪王オルトロスに変神した俺は『ヴァイゴ差魔』に向かって拳を振り上げる。
しかし、『ヴァイゴ差魔』の能力、『重力支配』によって、断罪王オルトロスの巨体は後ろに向かってふっ飛ばされ、獄害戯児童の壁を突き破る。
その影響で、獄害戯児童が崩落を始める。
『ヴァイゴ差魔』は『重力支配』によって頭上から落下してくる瓦礫の山をすべて自分の体から遠ざける。
そして獄害戯児童の中にいたTHE翼のメンバーたちが獄害戯児童の瓦礫の山を下敷きになってしまう。
獄害戯児童の周りでゼェイジグゥアーのリーダーであるヴァヴェズィンゾォーンの死体で遊んでいた国民たちが突如、崩落を始めた獄害戯児童を見て、どよめく。
そして瓦礫の山と化した獄害戯児童の中央から、全身に光をまとった『ヴァイゴ差魔』が『重力支配』を使って浮かび上がってくる。
その光景を見た国民たちは皆、驚きを隠せない。
「おい!なんだアレ!人が浮かんでいるぞ!」
「あの顔、どこかで見たことがあるぞ!」
「あのお方は...『ヴァイゴ差魔』よ『ギンジョヴォデエンノヴォー・ヌアルヴビィード差魔』と『ムァズァグォ差魔』の子供、『ヴァイゴ差魔』よ‼」
「すげぇぜ!浮いてるだけじゃなくて、光っているぞ!まるで神様みたいじゃないか!」
「いや、あれは本当の神様だよ!神様じゃなきゃ、空中浮遊なんて、できないぜ!」
「そうだ!『ヴァイゴ差魔』がゼェイジグゥアーのせいで腐ったこの国を、神聖な神の国にしてくれるに違いない!」
「確かに、あの姿を見れば、俺もお前の言っていることが、わかるような気がする...!」
「お祈りよ!お祈りすれば、きっと『ヴァイゴ差魔』が、あの超能力で、みんなを救ってくれるはずよ‼」
「そうだ!お祈りだァ‼みんな拝めぇ‼」
「『ヴァイゴ差魔』~!みんなをこの腐った世界から救ってくれぇ~‼」
光をまといながら空中浮遊をした状態の『ヴァイゴ差魔』を見て、国民たちが一斉に『ヴァイゴ差魔』に向かって両掌を合わせて、拝み始める。
『ヴァイゴ差魔』は自分に向かって急に拝み始めた国民たちを見て、心底、不快そうな表情になる。
「そうか...!遥か太古の昔、こうして、わが一族、デエンノヴォーは国民達から神と崇められるようになったのか...!実に見苦しい、この世界に神など、存在しないというのに、神など所詮、人の心の弱さが作り出した幻想にすぎん...!その心弱き人間が作り出した幻想を、私に例えるなど、これではむしろ、私は国民達から遠回しに侮辱されているようなものだ...!」
『ヴァイゴ差魔』が『重力支配』で自らを拝む国民たちを皆、上から下に向かって潰してしまう。
瓦礫の山と化した獄害戯児童の周りが、『ヴァイゴ差魔』の『重力支配』で潰された国民達の死体から噴出した血液で血の海を作る。
そして、瓦礫の山から断罪王オルトロスの右手が背後から『ヴァイゴ差魔』を襲う。
「愚かな、私がその未来を予知できていないとでも?」
断罪王オルトロスの右手が『ヴァイゴ差魔』の『重力支配』により、ねじり潰される。
「ぐぅああああああああああああああああああああああああああッ‼」
そして、瓦礫の山から立ち上がった俺の目の前に国民たちの血でできた血の海が広がっていた。
「ゔわあああああああああああああああああああああああああああああああッ‼」
「貴様も散々、人間を殺してきただろう?いまさら何を驚く?」
そう、俺は不安だった、瓦礫の山の下敷きになってしまったTHE翼のメンバー達の安否。そして、目の前に広がる血の海に俺の心は折れてしまいそうだった。
これで、もしTHE翼のメンバーがみんな瓦礫の下敷きになって死亡してしまっていたら、父さんが刑務所ですでに死刑を執行されていたら、俺は...俺はこの世界でひとりぼっちになってしまう。
そうか、そういうことだったんだ、『ヴァイゴ差魔』の『未来予知』の内容が正しければ、断罪王オルトロスに変神した俺は『無限モード』を発動するも、制限時間の1分以内に『ヴァイゴ差魔』を倒せずに暴走していたはずだ。
俺はずっと疑問に思っていた、なぜ、未来の俺が『無限モード』を発動していたのか。
そう、その未来を作るきっかけと始まりが、まさに『今』なのだ!
「そして、『無限モード』を発動した俺は制限時間の1分以内に『ヴァイゴ差魔』を倒せずに暴走してしまう...!」
「ようやく気付きましたか、私があなたに教えた未来の意味を...!」
「ああ、使ってやるよ、お前が予知した未来の通りにな!『無限モード』発動‼」
断罪王オルトロスが奇怪な雄叫びを上げる。
「ヴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオッ‼」
そして、『無限モード』発動と同時に、『ヴァイゴ差魔』の『重力支配』でねじ潰された右手が完全再生する。
「くらえッ‼狂撃波動!黒双‼インフィニティーオルトロスインパクトォォォォォォォォォォォォッ‼」
『鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤鬤
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断罪王オルトロスの両手の平からインフィニティーオルトロスインパクト↑が『ヴァイゴ差魔』に向かって放たれた!

次回予告 断罪王オルトロス 対 デエンノヴォー!ヴァイゴ差魔‼その6 寒すぎる、マジで寒いぜ、寒すぎる。 
 

 
後書き
次回もお楽しみに 
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