おぢばにおかえり
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第七十二話 キャンバスライフその二十一
「そっちよりです」
「おみちなのね」
「性格的に絶対に向いてないですから」
私にもこう言いました。
「ですから」
「自衛隊についてはなのね」
「全く考えていないです」
「性格ね」
「気ままですからね」
そうした性格だからというのです。
「そうします」
「そうなのね、まあね」
言われてみるとです、私も。
「新一君はおみちがいいわね」
「自衛隊よりもですね」
「そちらの方が合っているわ」
「そうですよね、ですからこちらでも」
この図書館でもというのです、図書館の中は木造がかなり入っていて椅子も立派です。こんな立派な図書館そうはないです。
「そうさせてもらいます」
「そうそう、おみちの図書館だからね」
それでというのです。
「おみちの本はね」
「多いですね」
「そうした本を保管して学ぶ場所だから」
「多いんですね」
「だから勉強しようと思ったら」
本当にその時はです。
「ここにも来てね」
「わかりました」
「それじゃあ中をもっと見ていきましょう」
こう言って新一君を図書館の入られる場所、閲覧室等を案内しました。それが終わってから私は新一君に言いました。
「後は野球場とかラグビー場ね」
「スポーツの施設も多いんですね」
「ええ、けれど大きな場所はね」
広い場所はです。
「キャンバスと離れてるから」
「だからですね」
「案内にはね」
それにはです。
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