仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百三十七話 続けて出て来る強敵達その十三
エターナルへの攻撃に入る、その中でフリッツとレイティアはいつも通りのコンビネーションで戦うが。
見れば今は二人だけではなかった、それでダークキバに話した。
「とてもです」
「私達二人だけでは勝てないです」
「正直隙がないです」
「ですから一緒にお願いします」
「俺も同じだ、一人では勝てない」
ダークキバもこう答えた。
「エターナルにはな」
「実際にかなり強いですね」
「予想していましたがそれ以上です」
リディとエリカも言ってきた。
「データ以上にです」
「実際に戦うと強さが違います」
「そうした相手ということは覚えておいてくれ」
ダークキバも述べた。
「だからこそだ」
「全員で力を合わせてですね」
「戦っていきますね」
「ぞうしていくしかない、行くぞ」
ダークキバは自身が扇の要になってだった。
そうして戦っていった、そうしてエターナルを攻めていった。
他のライダー達もそうして戦い遂にだった。
エターナルがハヤトとエミリアの同時攻撃を受けて一瞬よろめき隙が出来たその時に。
ライダー達は跳びそこから一斉に急降下キックを浴びせた、すると。
エターナルは倒れそうになったが両手を大地に着けて自身を支えた。
そこから立ち上がり大道の姿に戻って戦士達に告げた。
「いい戦い方だった、俺の負けだ」
「おう、じゃあこれで帰るな」
「あの世、地獄にな」
紅の上を飛ぶキバットの言葉に応えた。
「そうさせてもらう」
「そうだよな、じゃあな」
「また会おう」
最後にこう言ってだった。
大道も去った、また一つ戦いが終わった。
だが今の戦いを振り返ってだ、カレンは言った。
「残念でしたね」
「そうよね」
レイティアはカレンのその言葉に悲しい顔で頷いた。
「道を間違えてなかったらね」
「私達と一緒にいられたかも知れないです」
「そう思うとね」
「あの人は残念です」
「うん、道を間違えるとああなる場合もあるよ」
紅も悲しい顔になっている、その顔での言葉だ。
「ああした人もいることは覚えていこうね」
「ええ、そうしていくわ」
「私達も」
二人は紅の言葉に頷いた、そのうえで彼が去ったその場を見るのだった。
井坂深紅郎を見てだ、芥川は言った。
「こいつは最悪の屑だな」
「話は聞いているよ」
中島は芥川の横からきっとした顔で話した。
「照井さんのご家族の人達を殺してね」
「他にも多くの悪事を為してきた」
「そうした人だね」
「随分と嫌な気だねえ」
幸田はこれ以上はないまでに嫌悪の情を見せて語った。
「これはわっち達の誰よりも遥かに悪い奴だよ」
「こんな邪悪な気配に接したのははじめて」
鏡花も言ってきた。
「おぞましい」
「私も同感だよ」
太宰も今は普段の余裕がない。
「彼がしてきたことは聞いていたが」
「ここまでのドス黒いものはですか」
「はじめて見たよ。まさに悪魔だね」
「いや、地獄では楽しい思いをしていまして」
他ならぬ井坂が言ってきた。
「満足してますよ」
「満足か、なら戻れ」
門矢は笑って言う井坂にクールに告げた。
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