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レーヴァティン

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第二百六十九話 混沌と悪意の神その八

「調べたい」
「そうした兵隊がいたらな」
「そしてだ」
「鶏もだな」
「そうしたいものだ」
「そうだな」
「しかしあの世界でもな」
 そちらでもというのだ。
「やはり飲んで食ってだ」
「戦うものだな」
「もっと言えば生きる」
「それが命あるものだ」
「だからだ」
 それ故にというのだ。
「糧食そして水もだ」
「用意するな」
「そうしてだ」
「戦う」
「そうする」
 まさにというのだ。
「いいな」
「それじゃあな」
「そしてだが」 
 英雄はさらに言った。
「送る兵は百万だな」
「二つの浮島合わせてな」
「大軍と言っていいな」
「それを空船で移動させるか」
「かなりの規模になり」
「空船の数も必要だぜ」
「二つの浮島の力を総動員してだ」
 その様にしてというのだ。
「そしてだ」
「空船も建造してるしな」
「これまでは国力がなかったが」
「空船建造にもいるしな」
「しかし国力が備わった」
 今必要なそれがというのだ。
「だからだ」
「これからはな」
「空船の量産に入る」
「しかも大型のな」
「そしてだ」
「クトゥルフの居場所に攻め込むな」
「そうする、無論空船だけでは足りない」
 英雄はこのことも話した。
「到底な」
「一隻辺り数百人が精々だからな」
「お互いに量産してもな」 
 空船をというのだ。
「まだ足りない」
「そうだよな」
「だから俺達の移動の術でだ」
「それぞれの浮島からな」
「クトゥルフの領地までな」
「術でどんどん送るな」
「そうもする、あの術も俺達が使えばな」
 その移動の術をというのだ。
「一度に一部隊は送れてだ」
「使う気力も少しだな」
「それで済むからな」
 だからだというのだ。
「ここはだ」
「術も使うな」
「そうする」
 そうもしていくというのだ。
「それでいいな」
「ああ、戦の時はな」
「そうして即座に百万の軍勢を敵地に送り」
「戦おうな」
「そうする、また攻め込んできてもだ」
 クトゥルフと彼の軍勢がというのだ。
「その時は迎え撃ち」
「どっちの浮島に来てもな」
「もう片方の浮島から軍勢を移動させてだ」
 そうしてというのだ。 
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