仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百二十一話 ボズワースの激戦その十四
「私もな」
「ううん、まだまだよ」
「頭に血が上りやすいか」
「そうだよ」
こう鬼姫本人に話すのだった。
「だからそうした時はね」
「言ってくれるのだな」
「そうするからね、私もね」
筆を振るってドーパメント達を倒しつつ話す。
「そうした時はね」
「言ってくれるか」
「そうするね」
こう話すのだった。
「桃子ちゃんにもね。ただね」
「ただ?」
「綾斗君やラ=ピュセルちゃんはね」
桃子に応えつつ二人に話した。
「言わないね」
「そうなの」
「だって二人共焦らないから」
だからだというのだ。
「内心焦ろうとしていてもね」
「止まってるの」
「ラ=ピュセルちゃんはそうした時がたまにあっても」
彼の場合はというのだ。
「すぐにわかるから私が言うより先にね」
「ルーラさん達がなのね」
「言うからね」
それでというのだ。
「言わないよ、あと私もルーラさんいい人って思ってるよ」
「ひみから見てもなのね」
「そうよ、確かに口は悪いけれどね」
それでもというのだ。
「努力家でよく気が利いてね」
「親切っていうのね」
「そうだよ」
ルーラ、彼女はというのだ。
「凄くね」
「皆が言う通りに」
「何度でも教えてくれるし」
「逆に言えばあの口が悪いのがな」
こう言ったのは助っ人に来た清春だった。
「残念だね」
「お陰で誤解されやすいんだよな」
「そうですよね」
清春は綾斗に応えた。
「本当にそのことがです」
「残念だよ」
「あの人にとっては」
「ははは、誰でも欠点はあるぞ」
清春と共に助っ人に来たヴェルドラも言ってきた。
「だからだ」
「それで、ですか」
「そうしたことは笑ってだ」
そのうえでというのだ。
「大目に見ることだ」
「ルーラさんについてもですね」
「そうだ、我もルーラはいい奴だと思っている」
「口が悪いだけで、ですね」
「面倒見のよいな」
「誤解されやすいだけですね」
「そうだ」
ヴェルドラは清春にも答えた。
「それだけだ、そしてそのルーラとも力を合わせてだ」
「そうしてですね」
「敵を倒していくぞ」
「それでは」
「そしてスサノオも倒すぞ」
ヴェルドラはこう言って圧倒的なパワーでだった。
ドーパメント達を薙ぎ倒していく、そうして戦っていくと決戦がはじまって三日目になってくるとだった。
遂にだ、怪人達は減ってきた。それを見てだった。
フィリップのダブルは左のダブルに言った。
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