仮面ライダー エターナルインフィニティ
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第五百十五話 アンカラの激闘その十一
「礼を言わせてもらう」
「僕もだーーよ」
ロズワールも言ってきた。
「正直かなりの数を前にしていたかーーらね」
「本当に助かった」
「危なかったのは事実だから」
「嬉しいわ」
ユーミリアとシャルル=ジョバーニ、モリーもいる。
「若し紅麗さんとロズワールさんが切り札を出さなかったら」
「正直私達だけだとね」
「逃げるしかなかったかもな」
「こうした時こそ切り札を使うものだ」
紅麗は落ち着いた声で述べた。
「だから使った」
「そうなんだな」
「敵の数があまりも多かったからな」
「そう、切り札は使うものだーーよ」
ロズワールも言ってきた。
「今の様な時にーーね」
「それはわかりますが」
「ロズワールさんとも長いお付き合いですが」
「その口調はどうも」
クロヴァン、ネサット、ナクリーのオルフレッド三兄弟が言ってきた、どうにもという顔になっている。
「最近までです」
「慣れませんでした」
「独特で」
「というか悪役かもって思うよな」
昴が言ってきた。
「正直言って」
「そうそう」
「何か声を聞いてると」
「悪のカリスマみたいな」
「いいーーね、僕が悪のカリスマなんて」
ロズワールはまんざらでもないという顔と声であった。
「光栄だーーよ」
「他にも色々やってそうですわね」
「そうだよな」
トップスピードはみかりの言葉に頷いた。
「ロズワールさんの場合な」
「あちこちの世界で」
「俺もそう思ってるんだよな」
昴もどうかという顔で言ってきた。
「何かと助けてもらってるけれどな」
「実は俺もそんな感じするよ」
「私もよ」
グレイブとラルクも言ってきた。
「ロズワールさんって観てるとね」
「そんな感じもするんだよめ」
「この人自身は大丈夫でも」
「どうもね、けれど味方だから」
このことは確かでとだ、グレイブは話した。
「安心していいよ、スサノオにつく人じゃないからね」
「うん、そのつもりはないよ」
ロズワールもそれはと答えた。
「僕もーーね」
「そうですよね、じゃあ合流しましたし」
「これからはだーーね」
「ここで戦っていきましょう」
「敵がまた来たけれどな」
昴は身構えながら言った。
「やってやるか」
「当然よ、それは」
ラルクは昴に応えて武器を放った、そうしてだった。
戦士達はその場でも戦い続けた、戦局はライダー達から見て有利であったがそれでも苦しいものであった。
それでだ、泡沫は休憩に入った時にクスクスを食べて話した。
「三日目に入ってもまだまだって感じだね」
「それがいつもでしょ」
鈴鹿は泡沫にこう返した。
「だからね」
「今更だね」
「そう、スサノオはいるし」
ワイルドジョーカーの姿をした彼がだ。
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