兎の三姉妹のお話Ⅱ
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第一章
兎の三姉妹のお話Ⅱ
フロプシー、モプシー、カトンテールの三匹は今はです。
休日に朝からお家の中で一緒にトランプをしています、お母さんはいますがお父さんとお兄さんは親戚の人のお家に用事で行っています。その中でこう言うのでした。
「ううん、雨だけれど」
「もうすぐ晴れる?」
「そうなって欲しいわね」
「最近ずっと雨だからね」
「晴れて欲しいわね」
「そうしたらお外で遊べるから」
「それなら穴を掘って遊んだらどう?」
ここでお母さんが言ってきました。
「そうしたらどう?」
「穴掘るの?」
「私達が」
「そうするの?」
「ええ、今お父さんとお家を広くしようってお話してるしね」
それでというのです。
「お父さんもお母さんもお兄ちゃんも掘るけれど」
「私達も掘って」
「そうしてなの」
「お部屋を作るの」
「穴を掘れば掘る程お家は広くなるわよ」
お部屋が増えてというのです。
「だからそうしなさい。いい運動にもなるしね」
「そうね。私達も穴掘り好きだしね」
「兎だからね」
「もう自然とね」
三匹はお母さんに言われてお互いでお話をしました。
「それじゃあね」
「今から掘る?」
「トランプも飽きたしね」
「そうしなさい」
お母さんはこう言ってでした。
娘達に穴を掘る様に言いました、そして今自分達がいるリブングの端を指差しました。
「ここからよ」
「掘ればいいのね」
「そうしたらいいのね」
「ここから掘ったらいいのね」
「そうよ、掘った土はお外に出してね」
そうしてというのです。
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